目次
開巻章
雌牛章
イムラーン家章
女性章
食卓章
家畜章
高壁章
戦利品章
悔悟章
ユーヌス章〔ほか〕
著者等紹介
水谷周[ミズタニマコト]
京都大学文学部卒、博士号取得(イスラーム思想史、ユタ大学)、アラブイスラーム学院学術顧問、日本ムスリム協会理事、現代イスラーム研究センター理事、日本アラビア語教育学会理事、国際宗教研究所顧問など。日本における宗教的覚醒とイスラームの深みと広さの啓発に努める
杉本恭一郎[スギモトキョウイチロウ]
神戸大学大学院国際協力研究科修了。マレーシア国際イスラーム大学教育学研究科留学。米国バイイナ研究所クルアーン講座修了。NPO法人千葉イスラーム文化センター理事長、英国イスラーム教育研究アカデミー国際アウトリーチ専門家など。2000年と2015年にメッカ巡礼を果たす。イスラームを日本語でわかりやすく伝えることをモットーに日本各地のマスジド、大学、公民館などで講演会を多数行なう(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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井上裕紀男
21
本書の注意点にもありますが、アッラー啓示の言葉を完全に訳すことは不可能だとしても、読みやすい配慮の訳書は有難い。 雌牛章が日本人にも分かりやすいような気がしますが、真実に従うところの人々についての下りがあり、イスラーム世界への理解が進むように思います。 アッラーがいつも「いる」はずなのですが、啓典内容を読み違えると争いや報復につながりそうで危うい。導く人が大切なのでしょうか。高壁章も参考になります。 解説・用語集・参考文献・索引があるので、自分が好きな箇所から読むこともできます。装丁も秀逸。2021/07/07
グッチ
0
イブリーズはシャイターン(悪いジン)。聖地巡礼の始まりはアッラーが、地上での布教の役をムハンマドに負わせたことに文句を言い始めた天使を反省させるために7回回らせたことから。雌牛章でユダヤ教批判、改宗を促す。神がイブラヒムに犠牲を強いた子の名→イスマーイール(アラブ人の祖・クルアーン)、イサク(ユダヤ人の祖・旧約聖書)で微妙に内容が違う。キブラ(礼拝の方向)は現在メッカ。「善行を競いなさい」。非信心より偽信者の方が罪深い。ラアナ(呪う、拒否する)。生存の必要に迫られたときは教義を破ってよい。2021/01/20
やまうち
0
☆102019/09/01