光源氏と女君たち―十人十色の終活

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光源氏と女君たち―十人十色の終活

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  • サイズ 46判/ページ数 256p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784336063366
  • NDC分類 913.36
  • Cコード C0020

内容説明

誰にも避けられない「老い」。本書では『源氏物語』の登場人物の老後を丹念に取り上げ、人生の終焉までを見届けております。『源氏物語』の本筋である、若く華やかな恋愛の日々にも触れ、通読していない方には『源氏物語』を読み終えた満足感を、読み終えた方には、原文の良さを再確認できる読み応えのある一冊!

目次

光源氏は愛妻紫の上を看取った後、一人で「老い」の始末をする
桐壺帝に見る安泰な終活の秘策
弘徽殿女御は夫(帝)の逝去後、権勢を掌握するも不平不満の終活?
藤壺は光源氏のマドンナ、驚く中年期の変貌
空蝉の一言が、光源氏の一生の良薬となる
六条御息所は『老い』の果報を得る前に、妄執を抱いたまま旅立つ
末摘花はピュアな心を失わず、光源氏の老人ホーム?で平穏な老後
玉鬘は平安のシンデレラ、順調なはずが予想外の中年のおばさん振り
朧月夜がみせる恋と人生の鮮やかな結末、あっぱれな終活
紫の上は愛する光源氏と「共白髪」の老後を過ごせなかった無念さが哀れ
花散里は平安のキャリアウーマン、見事に自立した終活
明石の君は所詮愛人、という重石がとれて色香も捨てて気楽な老後
女三の宮の降嫁は光源氏初老の四十歳の時、若返った源氏の行く末
頭の中将と光源氏の「男の友情」は終活を豊かなものにする
大宮は元皇女、息子と婿に振り回されつつも、品位ある良きおばあさん像
老後の無い、若年死の三人(夕顔、葵の上、柏木)への、作者紫式部の優しさ

著者等紹介

石村きみ子[イシムラキミコ]
三重県伊勢市生まれ。國學院大學文学部卒業。文化出版局、講談社編集部にて女性誌、書籍の編集を担当。フリー編集者として『ビジュアル源氏物語』(デアゴスティーニ・ジャパン)の企画、コラムを担当(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

里季

52
源氏物語といえば光源氏の繰り広げる恋愛模様を延々と描いたものと思っていたが、その豪華絢爛の恋物語を演じた人々も等しくおいていき、幸せに長生きするもの寂しく死にゆくもの若くしてはかなくなるものと、人生の終結もさまざまである。著者はそれを終活と呼び、現代のわれわれと同じであったことに注目した。人間関係をざっとおさらいしてくれているので源氏に明るくない私にもよくわかり、大変興味深く読むことができた。おすすめの一冊。特に中高年の皆様に。2019/12/13

sofia

42
源氏物語を酒井順子氏は『源氏姉妹』で「貴公子をハブ空港のように介したシスターズが織りなす物語」と述べたが、この本では登場人物の「終活」「老後」をまとめている。確かに平安時代の老後は現代にも通じるところはあるし、紫式部の人それぞれの老後を描く作家力はすばらしい。2020/02/25

29
元々が光源氏が好きでは無いのに手にしてしまった。世界的にも認められる千年前の物語なのは言わずもがなではあるものの、作者は光源氏によって人生を変えられてしまった女宮達の老年期を解説してくれる。源氏物語の少し変わった入門書と読めば、ある意味で興味深い著作物と思い読了した。2022/06/09

若黎

8
図書館本。とりあげる人物の人生が重なるため、何度も同じような記述がでてきて、なんだか疲れる本だ。 朧月夜を御匣殿と書いたり、尚侍と書いたり。紫の上を中流貴族の姫と書いたり、皇族の姫と書いたり。兵部卿宮の脇腹とはいえ皇族じゃん、とおかしな記述だけが記憶に残ってしまった。終活のタイトルがボヤけてるような気がする。2023/07/30

千頼

2
源氏物語をしっかり読んだと思ったのは、あさきゆめみし。それ以外は流し読みだったり飽きたりという有様。それでもこの本は新たな視点だと感じた。同じような場面が繰り返し繰り返し出てきたことで、しっかりと整理することや記憶することが出来、学生時代に読みたかったとも感じる。でも、今のこの恋愛一筋じゃない年齢になったからこそ、このテーマがささりあの人やこの人の気持ちを想像しながら読めた。今年の大河で平安時代が雅じゃないことは分かっているけど、それでもやはり著書は雅。【図書館本】2024/02/05

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