JR

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  • サイズ A5判/ページ数 940p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784336063199
  • NDC分類 933
  • Cコード C0097

出版社内容情報

11歳の少年が巨大コングロマリットを立ち上げて株式市場に参入、世界に大波乱を巻き起こす!?爆笑必至の金融ブラックコメディ!11歳の少年JRが巨大コングロマリットを立ち上げて株式市場に参入、世界経済に大波乱を巻き起こす――!? 
ミステリ作家・殊能将之も熱讃した、世界文学史上の超弩級最高傑作×爆笑必至の金融ブラックコメディがついに奇跡的邦訳!!
第27回全米図書賞受賞作。


***

ロングアイランドのとある公立学校に通う少年JR・ヴァンサントは、若干11歳にして金儲けに興味津々、いつも頭の中はビジネスチャンスのことばかり。
ある時JRは、軍需余剰品売買の情報を得て、自身のクラス・6年J組名義で勝手に銀行口座を開設、わずかな資金で要領よく海軍放出のピクニック用フォークを大量に陸軍へ売却し、大儲けに成功した。また一方で、社会見学の時間にクラスのお金でたった1株を買っただけのケーブル会社の社則違反を見つけ出し、株主として損害賠償を請求、さらなる大金をせしめる。
こうして得た資金を元手に潰れかけの紡績会社を買収し、企業経営に乗り出したJRは、音楽家志望の教師バストを代理人としてこき使いながら、わらしべ長者的に投資規模を拡大。いくつもの中小企業を雪だるま式に乗っ取り、「JR社ファミリー」なる企業グループを瞬く間に築き上げる。マッチポンプ方式でグループ内の連携を強化し事業を軌道に乗せ、満を持してアメリカ株式市場に参入。
かくしてアメリカンドリームを体現するがごとく成功の道を突き進むかに見えたJR社ファミリーだったが、間もなくJR自身の手に負えなくなり、市場を貪欲に飲み尽くす巨大コングロマリットと化し大暴走、数多の企業や人々を巻き込み、世界経済に大波乱を巻き起こす――!

舞台地図
登場人物一覧
JR
訳注
訳者あとがき

ウィリアム・ギャディス[ウィリアムギャディス]
著・文・その他

木原善彦[キハラヨシヒコ]
翻訳

内容説明

11歳の少年JRが巨大コングロマリットを立ち上げて株式市場に参入、世界経済に大波乱を巻き起こす―!?世界文学史上の超弩級最高傑作×爆笑必至の金融ブラックコメディ!!!全米図書賞受賞作。

著者等紹介

ギャディス,ウィリアム[ギャディス,ウィリアム] [Gaddis,William]
1922年ニューヨークに生まれる。ハーバード大学を中退後、「ニューヨーカー」誌の校正者などを経て、『認識』(1955年)でデビュー。ジェイムズ・ジョイスを継ぐ作家と激賞されたが、作品の長さと難解さのために、当初はカルト作家として一部に知られるのみだった。その後、社内文書作成の仕事の傍らに書き上げた『JR』(1975年)で全米図書賞を受賞。『自己責任の遊び』(1994年)で二度目の全米図書賞を受賞した。1998年死去

木原善彦[キハラヨシヒコ]
1967年生まれ。京都大学大学院修了。大阪大学大学院言語文化研究科准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ケイ

143
間違いなく大作だが、名作かどうかはよく分からない。名作を読んだ時の、心を揺さぶられる感じがあまりないのだ。それはおそらく、資本主義的なものの捉え方がどうもしっくりこないからだろう。数えきれない登場人物と場面転換の唐突さは、200頁くらい読んだところで慣れてきて、終盤はそれぞれの行動や発言の意味が腑に落ちていった。貴重な読書体験となった。学校や教育、芸術、そして市場のあり方。トランプ氏に読んでもらいたいなと、ふと思う。2019/04/13

ヘラジカ

52
圧倒的知性による狂気の小説。例えて言うなら、ものすごく不鮮明で途切れがちの監視カメラの映像と盗聴器(どちらも前触れなく切り替わる)が拾う会話によって、見ず知らずの人の人生に進行している物語を想像し構築させられる感じ。序盤はあまりのわけのわからなさに頭がおかしくなりそうだったが、翻訳者の木原氏が別の著作で書いていたアドバイスと解説を頼りになんとか読み通した。1回読んでどうにかなる作品ではないと割り切ることが、この小説を読み進む上では(精神衛生上も)大事なことなのは間違いない。2018/12/22

おおた

27
会話文だけの小説は他にもあるけど、これだけ人数がいると誰が誰だか分からない。だから各場面に誰がいるのかを把握することが必須になる。場面ごとに付箋をつけ、誰がいて何をしているのかをメモして挟んでいく。そうして2ヵ月読み続けると、正確な数字は把握できないけど、物語の霧が晴れていく。難解だからこそ自分で理解できるように情報を残していくことの大切さを実感した。年に何度もこんな読書ができるわけではないけど、大切な本はこのくらい集中していい、集中できるぞと自信になった。それをおもしろいとするかは人それぞれ……2019/02/17

イシザル

12
投資家のモラルは、小学生程度ってこと? 点と点が、描かれてないところで、しっかり線で繋がっている気がする。 劇中の芸術作品は、完成してない?のが拝金主義の醜さを表してるのか? 2020/02/11

メセニ

11
9/10。まあ読むのに時間かかっちゃいましたが、中盤以降のまじやば(←読んだ人はこれ言いたくなる)具合に不思議と読書ペースが上がりました。なんですかねアレ。ピンチョンとか読む時にもある脳汁が出てくる類のやつですかね。ただ如何せん僕がくるくるぱーなので帯にあるように爆笑必死とはいかなかったですけど。それはこちらのせい。なので9点。とは言えこういう読書体験てなかなかないですよね。本当は文句なく満点。いやはや。2023/01/19

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