大いなる聖戦〈下〉―第二次世界大戦全史

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大いなる聖戦〈下〉―第二次世界大戦全史

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  • サイズ 46判/ページ数 496p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784336062932
  • NDC分類 209.74
  • Cコード C0020

出版社内容情報

世界各国で長年、20世紀の戦争と戦略に関する研究を進めてきた斯界の碩学による、第二次大戦を学ぶために不可欠の必読書。英国、米国、ノルウェーなどで長年にわたり、20世紀の戦争と戦略に関する研究を進めてきた斯界の碩学による、第二次世界大戦を学ぶために不可欠の必読書。

これまで信じられてきた、第二次世界大戦における通念の数々を、新たな視座に基づいた緻密な分析によって刷新し、その相貌を巨細にわたり描き切った決定的大著。

◆本書は以下の2点の方針に基づき著されたものです。
?大戦についての基本的な参考・指南書となり、大戦を構成し、同時進行していた時期もある二つの戦争をバランスよく一巻にまとめて記述し、その際にも、二つの戦争の各々を構成する部分部分を相互にバランスよく提示することとしたこと。
?時系列順での「そして次に……」といった記述方式を避け、いつ・どこで・何が起きたかという記述態様よりは、出来事が実際にそのように起きた理由の追究を重視し、説明に際しては地域毎にではなく起きた時期に焦点を当て、どのように出来事が展開していったのかを明確にするようにしたこと。

◆第4章 転換点:一九四三年
無条件降伏という方針/英米連合作戦の計画/日本と中国をめぐる戦略方針/ビルマ問題/大西洋の戦い 一九四三年/護送船団方式の完成/連合軍の航空機による対潜水艦作戦/Uボートの敗退 一九四三?四四年/海洋諜報戦の展開/海洋戦におけるドイツ敗北の諸相/海洋戦に敗れたドイツ/ドイツに対する戦略爆撃/英空軍爆撃機軍団/英空軍の爆撃目標優先順位の推移/英空軍爆撃作戦の限界/広域爆撃方針をめぐる論争/米軍の爆撃方針/英空軍の爆撃攻勢の失速/瀕死の独空軍/交戦国の戦時経済の比較/枢軸諸国の構造的な問題/連合国の優位点/一九四三年の戦局/クルスクの戦いに向けての準備/東部戦線における航空戦/「電撃戦」の凋落/クルスク?オリョールの戦い/ソ連軍のドニエプル川への進撃/クルスク戦後にドイツが直面した難問

◆第5章 時間・空間・戦略
日独の状況/南西太平洋の戦い/日本海軍の凋落/米軍の水陸両用作戦/太平洋戦線 一九四三年十一月/ビルマにおける連合軍/中国をめぐる難問/日本商船隊の壊滅/連合軍の潜水艦作戦/太平洋戦線 一九四四年/日本軍の態勢建て直し/フィリピン海海戦/ヨーロッパ戦線における英米の軋轢/イタリア・バルカン戦線の意義/イタリア戦線/連合軍の戦略上の選択肢/連合軍の戦略立案と内部対立/「ダイアデム」攻勢/オーヴァーロード/ノルマンディー上陸作戦/空対地支援の重要性/連合軍の欺瞞工作/独軍の戦闘序列/ノルマンディー上陸作戦の分析/マーケット・ガーデン作戦/東部戦線 一九四四年/ソ連軍の戦略・作戦能力の向上/独軍の苦境/ソ連軍の攻勢 一九四四年/レニングラード攻勢/西ウクライナの攻略/バグラチオーン作戦/独中央軍集団の壊走/ポーランド問題/ヴィボログ?ペトロサホドスカ攻勢/ペツァモ?キルケネス攻勢/イアシ?キシネフ攻勢/ハンガリーにおける作戦

◆第6章 決着の時
中国戦線における日本軍の攻勢/ビルマをめぐる戦い/フィリピンをめぐる戦い/太平洋における連合軍の戦略的難問/神風特攻/レイテ沖海戦/ミンドロとルソンの戦い/米軍のフィリピン作戦の評価/日独に対する連合軍の空軍戦略/石油をめぐる攻防/ドイツの生産力の下降/ドイツの交通網の崩壊/日本経済の崩壊/破壊の影響/日本の敗北/日独の戦略 一九四五年/イタリア戦線における戦争の終結/アルデンヌ攻勢の破綻/ソ連軍の攻勢 一九四五年/ヴィスワ?オーデル攻勢/連合軍の成功/ヤルタ会談/ドイツの国力低下/ベルリン陥落/ドイツの降伏/日本の最終的な敗北/終戦に向かう日米ソの思惑/硫黄島とビルマの戦い/沖縄の戦い/ソ連軍の満洲侵攻/断末魔の日本

◆第7章 結論

付論
参考文献
監訳者あとがき
総索引
戦役索引

H・P・ウィルモット[エイチピーウィルモット]
著・文・その他

等松春夫[トウマツハルオ]
監修/翻訳

内容説明

これまで信じられてきた、第二次世界大戦における通念の数々を、新たな視座に基づいた緻密な分析によって刷新し、その相貌を巨細にわたり描き切った決定的大著。

目次

第4章 転換点:一九四三年(無条件降伏という方針;英米連合作戦の計画;日本と中国をめぐる戦略方針 ほか)
第5章 時間・空間・戦略(日独の状況;南西太平洋の戦い;日本海軍の凋落 ほか)
第6章 決着の時(中国戦線における日本軍の攻勢;ビルマをめぐる戦い;フィリピンをめぐる戦い ほか)
第7章 結論

著者等紹介

ウィルモット,H.P.[ウィルモット,H.P.] [Willmott,H.P.]
1945年英国ブリストル生まれ。ロンドン大学キングズ・カレッジ戦争研究学部で軍事史の博士号を取得。米国国防大学の幕僚課程を修了し、英国国防大学で安全保障戦略の修士号を取得。英国陸軍特殊作戦部隊(SAS)での軍務経験を経てサンドハースト陸軍士官学校戦史上級講師、国防省戦史上席研究官、デ・モントフォート大学軍事・社会学研究所客員教授、グリニッジ大学客員教授を歴任。英国外では王立ノルウェー国防大学客員教授、米国テンプル大学、メンフィス両大学客員教授を歴任。また、1992年から1994年にかけてワシントンDCの米国国防大学軍事戦略・作戦コースで海軍史の講座を担当した。軍事一般、とりわけ20世紀の戦争と戦略に関する20冊以上の著作がある

等松春夫[トウマツハルオ]
防衛大学校人文社会科学群国際関係学科教授。1962年米国ロサンゼルス生まれ。筑波大学人文学類(ヨーロッパ史)卒。早稲田大学大学院政治学研究科(政治思想)修士課程修了。オックスフォード大学大学院社会科学研究科(政治学・国際関係論)博士課程修了。D.Phil(International Relations)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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skunk_c

50
日本ではこうした本をいわゆる「学者」はものしないと思われる、透徹な軍事史。真珠湾攻撃の段階で、日本はすでに敗北していたと言い切るのは、「ドイツが勝つだろう」といった希望的要素をすべて排して考えれば、戦略的には当然のことだろう。それができなかった日本の体質は3.11のF1事故を「想定外」とするものと同質に思える。1943年以降のソ連の用兵や戦略に対する高い評価は大木毅『独ソ戦』に通じる。最後に記されたソ連の死者2,800万人が1日あたり約2万人に相当するという指摘、淡々と書かれる中に戦争の実相が潜む。2020/12/31

ケニオミ

14
All is fair in love and war.という言葉がありますが、恋愛と戦争はよく似ているかもしれませんね。どちらも始めることはたやすく、終わらせるには多くの犠牲を払わなくてはいけない。第二次世界大戦において、勝者、敗者とも、犠牲者の数が半端ではないことからよく分かります。どちらにとっても家族が犠牲になることですから、戦争は始めないことです。まず、憲法の規定で戦争ができにくくする。そして、国民が政治に敏感になり、戦争の芽は早めに摘むよう努力する。最も大切なことは、決して見て見ぬふりはしない。2019/10/28

Mana

7
最近太平洋戦争についての本を読むようにしている中でお勧めいただいた一冊。最初に複雑な第二次世界大戦をこの程度のページ数で語りつくすのは困難と書かれていたが、その通り多岐にわたる内容が詰め込まれていた。従来の英米中心の視点を離れ、日本やソ連についてかなりの頁を割いて説明されている。でも情報量が多い分読みこなすのも大変。夏は終わってしまうけど、大平洋戦争については今後も読み続けていきたい。独ソ線も、新しく岩波新書から出ているのでそれも読みたい。2019/09/17

八八

7
下では43年から45年までを描く。著者の論調として枢軸国に対する評価は厳しく、特にドイツに対する評価はその神話を突き崩すという意味ではかなり辛辣である。もちろん、連合国を決して高く評価しているわけではなく、その欠陥も確りと述べている。ワルシャワ蜂起におけるソ連の対応には軍事的にワルシャワへ進む事ができなかったという事実や原爆投下は日本が決定的に敗北した末の出来事であり、ソ連侵攻の方が衝撃があったなど、詳細に事実を調べ、今までの欧米の研究者とは違う見解を述べているのが良い。2018/11/29

Toska

4
著者の見立てではすでにドイツ勝利の可能性がなくなった(日本は最初から論外)1943年以降の叙述。日独とも「植民地支配/共産主義からの解放」という大義名分で被征服国を動員できるポテンシャルがないわけではなかったのに、極度に自己中心的かつ傲慢なナショナリズムをエネルギー源にしていたためそれが活かせなかった、という重すぎる指摘。国力や科学力のみならず、道義面でも負けるべくして負けたということか。2021/05/22

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