出版社内容情報
今なお時代や国を超えて愛される『クマのプーさん』。しかし、その誕生の背景には、ある家族の喜びと葛藤の日々があった。今なお時代や国を超えて愛される『クマのプーさん』の物語。しかし、その誕生の背景には、ある家族の喜びと葛藤の日々があった。
A・A・ミルンに不滅の名声をもたらしたのは4冊の子ども向けの詩集と読み物だった。しかし、物語の予想以上の成功は、劇作家としての名声を望むミルンにとっては不本意であり、家族の平和な日々を破壊し、物語のモデルとなったクリストファーを深い苦悩に追い込んだ。その影を知ることで、いっそう増す魔法の森の安らぎと光・・・・・・。
『クマのプーさん』を創作したA・A・ミルンの伝記にして、人間の幸福の真実を映し出す名著、待望の翻訳!映画化作品。
日本語版に寄せて
序文 フランク・コットレル= ボイス
はじめに
この本を読む前に
1 劇作家
2 クリストファー・ロビンの誕生
3 ぼくたちがとても小さかったころ
4 プーの始まり
5 クマのプーさん
6 章の終わり
終わりに
著者アン・スウェイト(Ann Thwaite)について
主なA・A・ミルン(関連)の著作
アン・スウェイト[アンスウェイト]
著・文・その他
山内玲子[ヤマノウチレイコ]
翻訳
田中美保子[タナカミホコ]
翻訳
内容説明
プーやその仲間たちの無邪気で安穏とした世界とあまりに対照的な影と真実。それを知ることで、プーやクリストファー・ロビンの魔法の森の安らぎと輝きは増し、いっそう愛おしくなる。人間の幸福の真実を映し出す名著、待望の翻訳!
目次
1 劇作家
2 クリストファー・ロビンの誕生
3 ぼくたちがとても小さかったころ
4 プーの始まり
5 クマのプーさん
6 章の終わり
著者等紹介
スウェイト,アン[スウェイト,アン] [Thwaite,Ann]
英国の著名な伝記作家。著作物はいずれも高い評価を受け、数々の文学賞を受けている。特に『A・A・ミルン その生涯』は、ウィットブレッド文学賞の伝記部門年間最優秀賞という栄誉に輝いた。絵本や子ども向けの文学作品も多数。日本との縁が深く、1955年以来、たびたび来日、東京女子大学で教鞭をとってきた。王立文学協会会員、ロウハンプトン大学(国立児童文学研究センター)名誉会員。オックスフォード大学文学博士。夫で詩人のアントニー・スウェイト氏とともに、ノーフォーク州に在住
山内玲子[ヤマノウチレイコ]
津田塾大学卒業後、アメリカに留学。イギリスに9年間在住中、ケンブリッジ大学で日本語講師。帰国後、非常勤講師を経て翻訳家
田中美保子[タナカミホコ]
東京生まれ。東京女子大学で教鞭をとりながら、英語圏のヤング・アダルト文学やファンタジー文学の研究や翻訳・紹介をしている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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