出版社内容情報
歴史を大きく変えた「普通の男」! 米国大統領トルーマンが世界と人類史を激変させた4カ月を最新資料を基に明らかにする。不世出の大統領ルーズベルトの急死により、はからずも(トルーマン自身の言葉)後任を務めたのは、学位も、資産も、州や市の統治経験もない普通の人だった。そのトルーマンが世界や人類史を大激変させた4カ月を最新資料を基に明らかにする。
トルーマン就任後の最初の4カ月で、世界は、ナチ・ドイツの崩壊、国際連合の発足、数多の民間人を殺戮した日本の市街地大空襲、ナチの死のキャンプ(強制収容所)の解放、アドルフ・ヒトラーの自殺、ベニト・ムソリーニの処刑。ベルリン陥落、沖縄戦の勝利、ポツダム会談があった。ソ連占領下にあるドイツのポツダムで、新大統領は、ウィンストン・チャーチル、ヨシフ・スターリンと交渉のテーブルにつき、新しい世界地図を描いた。人類は最初の核兵器によるヒロシマとナガサキの破壊、そして冷戦の黎明と核兵器開発競争の嚆矢を見た。これほどの短期間に、これほどの歴史的事実が詰めこまれた例はない。「4月12日のルーズベルト大統領の死に続く4カ月は、人類史にとってもっとも重要な期間の一つである。歴史的にこれに匹敵する期間はあり得ない」と当時のニューヨーク・タイムズが書いている。
はじめに
時系列
第一部 1945年4月12日
第二部 ハリー・S・トルーマンの政治修行
第三部 1945年4?5月
第四部 1945年6?7月
第五部 リトルボーイ、ファットマン、ポツダム
おわりに
謝 辞
訳者あとがき
参考文献
脚注
人名索引
A・J・ベイム[エイジェイベイム]
著・文・その他
河内隆弥[コウチタカヤ]
翻訳
内容説明
歴史を大きく変えた「普通の男」!対日戦末期、その重大決断とは…?最新資料で明らかにするアメリカ政治メカニズムの謎。
目次
第1部 1945年4月12日
第2部 ハリー・S.トルーマンの政治修行
第3部 1945年4~5月
第4部 1945年6~7月
第5部 リトルボーイ、ファットマン、ポツダム
著者等紹介
ベイム,A.J.[ベイム,A.J.] [Baime,A.J.]
アメリカの作家、ジャーナリスト、評論家。ニューヨーク・タイムズ紙ベストセラー、The Arsenal of Democracy:FDR,Detroit,and an Epic Quest to Arm on America at Warおよび、『フォードvsフェラーリ伝説のル・マン』(祥伝社)の著者である。ウォールストリート・ジャーナル紙の定期寄稿者であり、ニューヨーク・タイムズ、ポピュラー・サイエンス、メンズ・ジャーナルにも記事を提供している。カリフォルニア州グラナイトベイに居住
河内隆弥[コウチタカヤ]
現代史翻訳。1935年上海生まれ。小樽商大卒、旧東京銀行海外支店長歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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