内容説明
泉鏡花本をはじめ数多くの装幀・挿絵を彩った大正のデザイナー・小村雪岱。伝統美とモダニズムが交差し、繊細で情趣あふれる先駆的な独自の世界観を色彩・線描・構図・ディテールから徹底分析。「デザイン」という新たな視点で雪岱の全貌に迫る初めての一冊。
目次
第一章 雪岱ゑがく 水の風景
第二章 雪岱和色
第三章 雪岱 本づくり
第四章 雪岱 墨色と線
第五章 雪岱 古画趣味
第六章 雪岱 密やかな愉しみ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
keroppi
60
小村雪岱の装丁や挿絵を中心に、デザインとしてとらまえ編集している。今まで見たことがなかった作品も数多い。カラー図版で紹介された装丁は美しい。挿絵についてはビアズリーとの比較において論じたりしている。実に美しくドラマ性を感じる絵の数々。今、千葉市美術館で小村雪岱展をやっていて無性に見に行きたい。千葉まで行く時間が取れるか…だな。2026/04/27
yyrn
22
意匠家として、装幀家として、挿絵画家として、多くの作品を残した小村雪岱の全貌を知るのに最適な本。▼小村雪岱を褒める言葉をネットで検索すると、「古いものを描いているのに古く見えない」、「古きと新しき、和と洋を自在に横断する」、「人間や風景そのものよりも、それらが画面の中に置かれたときに生まれる美しさに惹かれる」とか、よく描かれる日本髪の女性については、「個性のない表情のなかにかすかな情感を表した細い身体、うりざね顔、無表情に近い顔、極細の線。そして大きな余白。黒と白の鮮烈な配置。俯瞰的な視点。これらが⇒2026/08/11
takakomama
7
雪岱の様々な仕事、装丁や雑誌の表紙、挿画などのデザインに焦点を当てた本。大判で見やすく、写真が美しいです。装丁本は函や表紙、見返し、色など見所が多いです。埼玉県立近代美術館の「密やかな美 小村雪岱のすべて」展の予習と復習。2026/08/04
takao
1
ふむ2026/04/11
skr-shower
0
小村雪岱展に行くので予習的な。江戸情緒のような明治大正のモダン風ような。でも昭和にも活躍されている。2026/04/20
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