バーバリアン・レンズ―中国における西洋廃墟の写真史

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  • サイズ A5判/ページ数 304p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784336061003
  • NDC分類 740.222
  • Cコード C0022

出版社内容情報

アヘン戦争時の英・仏連合軍の円明園焼き討ち事件による廃墟をカメラに収めた西洋人写真家たちの足跡と業績を多方面から跡付ける。「われわれは自分たちを文明人、かれらを野蛮人だと称しているが、ここにあるのは、文明人が野蛮人にたいしてやらかしたことである!!」
詩人ヴィクトル・ユゴーがこう言い放った、アヘン戦争における英・仏連合軍の円明園焼き討ち事件……その破壊された壮大華麗なる西洋楼をカメラに収めた写真家たちがいた。伝説ともなった円明園の壁、石、噴水はどうなったのか? どこで、だれが、なぜ、この廃墟を撮ったのか? 中国にいた未知なる西洋写真家たちの足跡を克明に跡付ける類を見ない研究書。巻末には最新の成果を踏まえた長文の訳者解説を収録。図版多数。

レジーヌ・ティリエ[レジーヌティリエ ]

中野美代子[ナカノミヨコ]

鴇田潤[ トキタジュン ]

内容説明

われわれは自分たちを文明人、かれらを野蛮人だと称しているが、ここにあるのは、文明人が野蛮人にたいしてやらかしたことである!!詩人ヴィクトル・ユゴーがこう言い放った、アヘン戦争の英・仏連合軍による円明園焼き討ち事件―その破壊された壮大華麗なる西洋楼をカメラに収めた写真家たちがいた。伝説ともなった円明園の壁や石や噴水はどうなったのか?どこで、だれが、なぜ、この廃墟を撮ったのか?中国にいた未知なる西洋写真家たちの足跡を克明に跡付ける類をみない研究書。巻末には最新成果を踏まえた訳者解説を収録。図版多数。

目次

1 写真術、北京、そして西洋楼(北京における初期写真術―一八六〇年~七三年;北京の外国人―一八六〇年~一九二五年;中国でも写真が実用化―一八六〇年~一九二五年;写真家たちの時代における西洋楼;一八世紀における西洋楼;円明園への掠奪・焼討とその余波)
2 西洋楼を撮影した西洋人写真家たち(中華帝国の税関;トマス・チャイルド―旧北京を撮影した写真家;エルンスト・オールマー―船員、写真家、税関吏、そして陶磁コレクター;A.テオフィル・ピリー―カメラ、レンズをとおして見た中国での四五年;アルフォンス・フライヘル・ムンム・フォン・シュヴァルツェンシュタイン―一九〇一年の中国におけるドイツ公使;辛亥革命から軍閥割拠まで)
付録 円明園の西洋楼―近年の研究と写真撮影

著者等紹介

中野美代子[ナカノミヨコ]
1933年生れ。中国文学者。北海道大学文学部卒。北海道大学名誉教授

鴇田潤[トキタジュン]
1969年生れ。北海道大学文学部卒。国立国会図書館勤務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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