新編 日本幻想文学集成〈4〉夢野久作・小栗虫太郎・岡本綺堂・泉鏡花

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新編 日本幻想文学集成〈4〉夢野久作・小栗虫太郎・岡本綺堂・泉鏡花

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  • サイズ A5判/ページ数 693p
  • 商品コード 9784336060297
  • NDC分類 913.68
  • Cコード C0393

出版社内容情報

夢野久作、小栗虫太郎、岡本綺堂、泉鏡花を収録。語りの狂宴。●第4巻 語りの狂宴
◎騙りの力により宇宙を創出する無類の語り部たち

夢野久作[1889?1936]
堀切直人編
少女の不可思議な予知能力を描いた「人の顔」。乗った船舶を必ず沈没させる奇妙な美少年の話「難船小僧」。謎の人形部屋の物語「白菊」。ほか、「死後の恋」「微笑」「卵」「童貞」「怪夢」「木魂」全9編。

小栗虫太郎[1901?46]
松山俊太郎編
中国辺境の人外魔境にいどむ「紅軍巴蟆を越ゆ」。韃靼海峡の暗黒地を踏破した男の冒険「海螺斎沿海州先占記」。苗族共産軍支配地域で起こった陰惨なる謎の毒殺事件「完全犯罪」。全3編。

岡本綺堂[1872?1939]
種村季弘編
暗闇の中で両眼が青く光る怪奇な仮面の物語「猿の眼」。器物怪談「兜」。ほか、「鰻に呪はれた男」「影を踏まれた女」「魚妖」「火薬庫」「穴」「蟹」「置いてけ堀」「停車場の少女」「黄い紙」「鎧櫃の血」ほか全13編。

泉鏡花[1873?1939]
須永朝彦編
水辺で月光をすくう少女の怪異譚「光籃」。人間をさらった天狗が皇室と将軍家の吉凶を占う「妖魔の辻占」。ナンセンス物語「雨ばけ」。ほか、「化鳥」「印度更紗」「伯爵の釵」「処方秘箋」「蠅を憎む記」「二世の契」「貴婦人」全10編の小説と戯曲「紅玉」を収録。

夢野久作[ ユメノキュウサク ]
明治22 (1889)年1月4日福岡に生まれる。本名杉山泰道。幼名直樹。法号萠圓。父杉山茂丸は近代における政界の黒幕といわれた。旧制修猷館中学を卒業後、近衛歩兵連隊に入隊。慶応義塾大学に入学後、大正2(1913)年に中退。放浪生活ののちに出家し、僧侶となる。大正6(1917)年に還俗し、父の出資による農園を経営する傍ら執筆を開始。結婚し、喜多流の謡曲教授となる。大正8(1919)年に九州日報に入社、記者となる。大正15 (1926)年に「あやかしの鼓」を発表し作家活動を始める。昭和10(1935)年「ドグラ・マグラ」を出版。昭和11年(1936)3月11日逝去、享年47歳。

小栗虫太郎[ オグリムシタロウ ]

岡本綺堂[ オカモトキドウ ]

泉鏡花[イズミキョウカ]
1873-1939年。小説家。代表作に「高野聖」「草迷宮」「歌行燈」ほか。

内容説明

謎の人形部屋の物語「白菊」。韃靼海峡の暗黒地を踏破した男の冒険「海螺斎沿海州先占記」。暗闇の中で両眼が青く光る怪奇な仮面の物語「猿の眼」。水辺で月光をすくう少女の怪異譚「光籃」。他全36編。

著者等紹介

堀切直人[ホリキリナオト]
1948年生れ。文芸評論家

松山俊太郎[マツヤマシュンタロウ]
1930年生れ。2014年没。インド学研究家

種村季弘[タネムラスエヒロ]
1933年生れ。2004年没。文芸評論家・独文学者

須永朝彦[スナガアサヒコ]
1946年生れ。歌人・作家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ぐうぐう

28
『語りの狂宴』と題された『新編 日本幻想文学集成』第四巻。『饗宴』ではなく『狂宴』なのがミソだ。狂った宴にふさわしい作家達がラインナップされている。トップバッターは夢野久作。世界に対する疑いが久作の執筆動機となることが多いが、弱者たる存在から眺めた世界の狂いを、弱者の狂いと思ってしまえる構造を取っているのは、久作が読者に対して試しているからなのだろう。あえて、「瓶詰地獄」を外している堀切直人の選が渋い。狂宴という意味では、小栗虫太郎ほど、それにふさわしい作家はいない。(つづく)2017/02/11

里馬

8
小栗虫太郎が中々厳しかった。泉鏡花はどうにもダメだった。夢野久作は好き。岡本綺堂は面白いし読みやすいけどホラーがあまり好きでないので他のを読みたい。2人が苦手で2ヶ月掛かってしまった。とは言え全集でなければ投げ出すので良い体験だった。8巻がもうすぐ出るので慌てて5巻へ。2017/10/26

灰月弥彦

3
収録作家は夢野久作、小栗虫太郎、岡本綺堂、泉鏡花と今回も超豪華メンバー。語りの狂宴がサブタイトルになっている通り、何れも個性的な文体が楽しめる巻ですね(岡本綺堂は割とオーソドックスか。名文なのは確か)2017/07/26

シロツメ

2
収録された作家の中では夢野久作の作品が一番好きだと思った。読みやすいし不思議で幻想的な短編に惹かれる。「死後の恋」は本当にそうだったのか、作中の事実ははっきりしないながもそう来たかと思わせられた。 小栗虫太郎は海外の人名や地名等、どこまで本当にあるものなのか自分では分からなかったため、架空の名称を採用した経緯の推測やトリックについての指摘が解説に入っていたのは良かった。2017/12/12

:*:♪・゜’☆…((φ(‘ー’*)

1
ドグラマグラの印象が強かった夢野久作、思ったほどグロくなく文体も読みやすくはまった。久作の生い立ちが気になったので伝記を読んでみることにした。貧しそうな家庭でも女中の一人や二人いたりするなど、どの本もその時代を感じさせてくれるが、泉鏡花を読むには日本文化を知らな過ぎて、たぶん本質的には味わえていないと思う。たとえば解説記載の通り「『明石』」が明石縮といふ夏物の着物だと知らなければ、描かれた女の幻像は立ち上がってこない筈である。」とあるように。2018/06/01

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