定本 夢野久作全集〈2〉小説〈2〉

個数:
  • ポイントキャンペーン

定本 夢野久作全集〈2〉小説〈2〉

  • 夢野 久作【著】
  • 価格 ¥9,900(本体¥9,000)
  • 国書刊行会(2017/05発売)
  • ゴールデンウィーク ポイント2倍キャンペーン対象商品(5/6まで)
  • ポイント 180pt
  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2025年05月01日 16時35分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ A5判/ページ数 466p/高さ 23cm
  • 商品コード 9784336060150
  • NDC分類 918.68
  • Cコード C0393

出版社内容情報

歿後80年記念出版。多彩な活動の全貌を集大成した決定版全集。第2巻は「犬神博士」ほか1931?1933年までの小説を収録。類なき作家、夢野久作のすべてがここに!
歿後80年記念出版。多彩な活動の全貌を集大成し、新たに大量の新資料を収載した決定版全集。
第2巻は「犬神博士」ほか1931年から1933年までの小説全16編を収録。


一足お先に
霊 感!
ココナツトの実
犬神博士
怪夢[1] 
斜 坑 
焦点を合せる
怪夢[2] 
狂人は笑ふ  
幽霊と推進機 
ビルヂング  
キチガヒ地獄  
老巡査  
意外な夢遊探偵  
けむりを吐かぬ煙突  
縊死体

解題

夢野久作[ ユメノキュウサク ]
明治22 (1889)年1月4日福岡に生まれる。本名杉山泰道。幼名直樹。法号萠圓。父杉山茂丸は近代における政界の黒幕といわれた。旧制修猷館中学を卒業後、近衛歩兵連隊に入隊。慶応義塾大学に入学後、大正2(1913)年に中退。放浪生活ののちに出家し、僧侶となる。大正6(1917)年に還俗し、父の出資による農園を経営する傍ら執筆を開始。結婚し、喜多流の謡曲教授となる。大正8(1919)年に九州日報に入社、記者となる。大正15 (1926)年に「あやかしの鼓」を発表し作家活動を始める。昭和10(1935)年「ドグラ・マグラ」を出版。昭和11年(1936)3月11日逝去、享年47歳。

西原和海[ ニシハラカズミ ]
1942年、中国・哈爾濱生まれ。文芸批評、満洲国史研究。編著に『夢野久作の世界』、『夢野久作著作集』など。

川崎賢子[ カワサキケンコ ]
1956年、宮城県生まれ。文芸・演劇評論家。日本近代文学研究者。博士(文学)。立教大学特任教授。著書に『少女日和』『蘭の季節』『宝塚というユートピア』『尾崎翠 砂丘の彼方へ』『宝塚百年を越えて』など。

沢田安史[サワダヤスシ]
ミステリ研究者。SRの会、『新青年』研究会に所属。

谷口基[ タニグチモトイ ]
1964年、東京生まれ。日本近代文学研究者。茨城大学人文学部教授。著書に『戦前戦後異端文学論』『怪談異譚』『戦後変格派・山田風太郎』『変格探偵小説入門』、共著に『闇のファンタジー』など。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

HANA

59
全集二巻目。本書の白眉はやはり「犬神博士」ではあるまいか。前半はどうも興が乗りきらなかったが、木賃宿の主人をイカサマで打ち負かすシーンから俄然面白くなり、官憲と玄洋社の対立まで一気読み。この辺り久作と玄洋社の関係覚えてたらもっと面白くなったのになあ。未完が惜しまれる出来。他にも「狂人は笑ふ」「キチガヒ地獄」のような後年の「ドグラマグラ」に通じるような精神病院を舞台にした諸作、「斜坑」といった九州の土俗に外洋を舞台にした作品、果ては幻想小説の小品と盛り沢山。久作作品の様々な萌芽はこの時期からあったのだなあ。2018/09/28

ぐうぐう

25
編年体の構成を持つ『定本 夢野久作全集』。夢野久作が小説家として積み重ねて来た流れが、発表順に収録された作品を読み進めていくことで、とても良く理解できる。目新しいものを果敢に作品に投入する姿勢は、幻肢を扱う短編「一足お先に」において見て取れる。無くなった足の痛みを感じるという現象が、いかに久作を刺激したか、容易に想像できる。言葉遊びになっているタイトルからわかるように、それを久作は、ユーモアを交えて描いているのが、また印象的だ。(つづく)2018/01/03

∃.狂茶党

20
安定感が出てきてる。 夢野久作が描く女性像は魅力的で、時にガーリー、ゴスな魅力を放つ。 『犬神博士』に限らんけど、百年以上前の博多の言葉が、微妙にわからん。 福岡生まれ福岡育ちなんだけど、細かいところがわからない。 これ、当時九州以外の地域の人にとっては、暗号だったんじゃないのか。 2024/02/29

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/11847111
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品