定本 夢野久作全集〈1〉小説〈1〉

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定本 夢野久作全集〈1〉小説〈1〉

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  • サイズ A5判/ページ数 554p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784336060143
  • NDC分類 918.68
  • Cコード C0393

出版社内容情報

歿後80年記念出版。多彩な活動の全貌を集大成した決定版全集。第1巻は初期作品ほか1917年から1931年までの小説を収録。

柱時計
或夜の夢
空地
二人の幽霊
H嬢
田園の正月
田園生活
夜汽車の活劇
中学生
赤の意義
五法の金貨
最後の一絞め
雲煙録
黒白ストーリー
 材木の間から
 光明か暗黒か
 なまけものゝ恋
侏儒
あやかしの鼓
ドタ福クタバレ
線路
夫人探索
ゐなか、の、じけん
人の顔
月蝕
死後の恋
瓶詰地獄
涙のアリバイ
押絵の奇蹟
微笑
支那米の袋
鉄鎚
空を飛ぶパラソル

復讐
童貞
奥様探偵術
悪魔以上

解題


夢野久作[ ユメノキュウサク ]
明治22 (1889)年1月4日福岡に生まれる。本名杉山泰道。幼名直樹。法号萠圓。父杉山茂丸は近代における政界の黒幕といわれた。旧制修猷館中学を卒業後、近衛歩兵連隊に入隊。慶応義塾大学に入学後、大正2(1913)年に中退。放浪生活ののちに出家し、僧侶となる。大正6(1917)年に還俗し、父の出資による農園を経営する傍ら執筆を開始。結婚し、喜多流の謡曲教授となる。大正8(1919)年に九州日報に入社、記者となる。大正15 (1926)年に「あやかしの鼓」を発表し作家活動を始める。昭和10(1935)年「ドグラ・マグラ」を出版。昭和11年(1936)3月11日逝去、享年47歳。

西原和海[ ニシハラカズミ ]
1942年、中国・哈爾濱生まれ。文芸批評、満洲国史研究。編著に『夢野久作の世界』、『夢野久作著作集』など。

川崎賢子[ カワサキケンコ ]
1956年、宮城県生まれ。文芸・演劇評論家。日本近代文学研究者。2012年より日本映画大学教授。著書に『少女日和』『蘭の季節』『宝塚というユートピア』『尾崎翠 砂丘の彼方へ』『宝塚百年を越えて』など。

沢田安史[ サワダヤスシ ]
ミステリ研究者。SRの会、『新青年』研究会に所属。

谷口基[ タニグチモトイ ]
1964年、東京生まれ。日本近代文学研究者。茨城大学人文学部教授。著書に『戦前戦後異端文学論』『怪談異譚』『戦後変格派・山田風太郎』『変格探偵小説入門』、共著に『闇のファンタジー』など。

内容説明

或夜の夢、人の顔、月蝕、死後の恋、瓶詰地獄、押絵の奇蹟、鉄鎚、侏儒、全35編。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

HANA

58
定本の名に恥じず「あやかしの鼓」以前に発表された諸篇をも収録されている。「黒白」に発表された諸篇や、探偵小説処女作「侏儒」は資料的価値が高い。特に「侏儒」は九大が舞台になっている点や血脈、遺伝など、著者の後年の諸作に含まれる要素がはっきり見て取れる。もちろん著者の代表的な短編も収録されており「死後の恋」「瓶詰地獄」等は、何度読んでもその完成度に唸らされるだけだし。今回改めて読んで気が付いたのだが、著者の女性って本当に魅力的。「瓶詰地獄」「死後の恋」のヒロインも「鉄槌」「支那米の袋」の悪女も輝いているなあ。2017/08/02

ぐうぐう

25
国書刊行会から刊行がスタートした『定本 夢野久作全集』。定本の名は伊達ではない。ちくま文庫版の全集には収められていない多くの作品がここには収録されている。第一巻で言うと、作家デビューとされる「あやかしの鼓」以前に、雑誌「黒白」に発表された短編などがそれにあたる。久作独特の作風がまだ固まっていないゆえの初々しさが微笑ましいものの、その萌芽ははっきりと見てとれる。それは、デビューからたった二年後に傑作「瓶詰地獄」が書かれていることからもあきらかだ。(つづく)2017/01/21

∃.狂茶党

17
純文学っぽい短編から、長編のためのメモや、プロットのようなもの、エンタメと割り切ってなのか、随分とラフなものまで。 きちんとした小説から急に粗っぽくなる。 枚数制限に合わせて刈り込んだら骨組みが剥き出しになったかのようだけど、どうなんだろう。 2024/02/25

鯖みそ。缶

1
やっと読めました! 短編集の様で好きそうな所だけ読んでみました。 ゐなか、の、じけんと瓶詰地獄が大好きです。 瓶詰地獄は何度も読んでいますがやはりいい作品です。 今回初見のゐなか、の、じけんもとても良かったです!2024/06/21

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