出版社内容情報
縄文人は世界をどのように認識していたのか。諸学問の知見を援用し、シンボリズムとレトリックを鍵に縄文人の世界観を明らかにする。
見るものの心を激しくゆさぶる不思議な造形の土器や土偶にこめられた意味とは。認知考古学・脳科学・心理学・神話学・文化人類学・宗教学・民俗学などの諸学問の知見を援用し、シンボリズムとレトリックを鍵に縄文人の世界観を明らかにする。
はじめに
第一章 縄文人の思考基盤
1 世界観とは
2 読み解きの理論
3 中核のシンボル
4 周辺のシンボル
5 縄文造形のメカニズム
第二章 土器のシンボリズム
1 縄文土器とは
2 形のレトリック
3 模様のレトリック
4 混和材のレトリック
5 縄文土器の読み解き
第三章 土偶のシンボリズム
1 土偶とは
2 造形のレトリック
3 身体部位のレトリック
4 模様のレトリック
5 土偶の読み解き
第四章 祭祀具のシンボリズム
1 祭祀具とは
2 材質のシンボリズム
3 形と模様のレトリック
4 祭祀具の読み解き
第五章 施設跡のシンボリズム
1 施設跡とは
2 構成要素のレトリック
3 形のレトリック
4 施設跡の読み解き
第六章 遺跡のシンボリズム
1 縄文「ムラ」とは
2 立地のシンボリズム
3 「ムラ」の読み解き
第七章 縄文人の世界観
1 縄文人にとって「死」とは
2 縄文人の世界観
3 縄文人の思想
4 縄文文の行動
5 世界観と構造
おわりに
【著者紹介】
1950年北海道生まれ。札幌医科大学客員教授、北海道考古学会会長。第29回藤森栄一賞受賞。日本人類学会評議員、日本考古学協会理事などを歴任。医学博士。著書に『対論・文明の原理を問う』(共著、麗澤大学出版会、2011年)、『月と蛇と縄文人』(寿郎社、2014年)。
内容説明
生命と再生をめぐる神話的世界観。見るものの心を激しくゆさぶる不思議な造形の土器や土偶にこめられた意味とは。認知考古学・心理学・神話学・宗教学・民俗学などの諸学問の知見を援用し、シンボリズムとレトリックを鍵に縄文人の思考方法を解きあかす。
目次
第1章 縄文人の思考基盤
第2章 縄文土器のシンボリズム
第3章 土偶のシンボリズム
第4章 祭祀具のシンボリズム
第5章 施設跡のシンボリズム
第6章 遺跡のシンボリズム
第7章 縄文人の世界観
著者等紹介
大島直行[オオシマナオユキ]
1950年北海道生まれ。札幌医科大学客員教授、北海道考古学会会長。第29回藤森栄一賞受賞。日本人類学会評議員、日本考古学協会理事などを歴任。医学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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