ジャック・ヴァンス・トレジャリー<br> スペース・オペラ

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ジャック・ヴァンス・トレジャリー
スペース・オペラ

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  • サイズ B6判/ページ数 461p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784336059222
  • NDC分類 933
  • Cコード C0397

出版社内容情報

ヴァンス渾身の本格的スペース・オペラ巨篇!ではなく宇宙を渡り歩く歌劇団が繰り広げる波瀾万丈の珍道中を描く傑作長篇他短篇4篇。本邦初の傑作選〈ジャック・ヴァンス・トレジャリー〉全3巻完結!

ヴァンス渾身の本格的スペース・オペラ巨篇!
ではなく
宇宙(スペース)を渡り歩く歌劇(オペラ)団のお噺!

宇宙歌劇団が繰り広げる唖然茫然・波瀾万丈の珍道中を描く傑作SF長篇、
そして浅倉久志がセレクトした珠玉の中短篇4篇を集成!

未知の惑星ルラールから来た〈第九歌劇団〉は素晴らしい演目を披露したあと、忽然と姿を消した……オペラの後援者デイム・イサベル・グレイスはその失踪の謎を解決するため、地球の歌劇団をひきいて様々な惑星をめぐる宇宙ツアーに乗り出すことを計画する。イサベル・グレイスならびに歌劇団の面々とともに宇宙船ポイボス号に乗り込んだのは、〈第九歌劇団〉を招いた団長にして宇宙船船長アドルフ・ゴンダー、音楽学者バーナード・ビッケル、イサベルの甥のロジャー・ウール、そして謎めいた美女マドック・ロズウィン。かくして波瀾万丈のスペース・オペラが開幕する――彼らを待ち受けるのは大成功か大失敗か大騒動か!? 皆様予想どおりのヴァンス的展開となる傑作長篇と、ヴァンスを愛しつづけた名翻訳者・浅倉久志が選び抜いて訳した珠玉の中短篇4作(「新しい元首」「悪魔のいる惑星」「海への贈り物」「エルンの海」)を集成。 カバー装画:石黒正数


スペース・オペラ Space Opera
新しい元首 The New Prime
悪魔のいる惑星 The Devil on Salvation Bluff
海への贈り物 The Gift of Gab
エルンの海 The Narrow Land
訳者あとがき(白石朗)

ジャック・ヴァンス[ジャックヴァンス]
1916年、サンフランシスコ生まれ。カルフォルニア大学バークレー校を卒業後、商船員の職につき航海中に小説を執筆、45年短篇「The World-Thinker」でデビュー。その後、世界中を旅しながら作品を発表、奇怪な世界と異様な文化を活写する唯一無比の作風で息の長い活動を続け、80冊以上の著作がある。主な作品に『終末期の赤い地球』(50)、『竜を駆る種族』(63、ヒューゴー賞受賞)など。ミステリ作家としても『檻の中の人間』(60)でエドガー賞処女長篇賞を受賞。84年には世界幻想文学大賞生涯功労賞、97年にはアメリカSF・ファンタジー協会が授与するグランド・マスター賞を受賞、殿堂入りを果たしている。

浅倉久志[アサクラヒサシ]
1930年?2010年。大阪外事専門学校英米科(現大阪大学外国語学部)卒。十数年の会社員生活を経て、1962年からSFの翻訳を始める。訳書にヴォネガット『タイタンの妖女』、ディック『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』、ラファティ『九百人のお祖母さん』、ティプトリー・ジュニア『たったひとつの冴えたやりかた』(以上ハヤカワ文庫SF)、F・ライバー《ファファード&グレイ・マウザー》シリーズ(創元推理文庫)など、編訳書に『ユーモア・スケッチ傑作展1?3』(早川書房)、『ユーモアSF傑作選1?2』(講談社文庫)などがある。

白石朗[シライシロウ]
1959年生まれ。早稲田大学第一文学部卒。英米文学翻訳家。訳書にキング『11/22/63』『ドクター・スリープ』『ミスター・メルセデス』タリーズ『覗くモーテル 観察日誌』(以上文藝春秋)、ヒルトン『チップス先生、さようなら』グリシャム『汚染訴訟』『司法取引』(以上新潮文庫)、ケプネス『YOU』(講談社文庫)、ブラッティ『ディミター』(創元推理文庫)、ヒル『NOS4A2 -ノスフェラトゥ-』(小学館文庫)などがある。

内容説明

未知の惑星ルラールから来た“第九歌劇団”は素晴らしい演目を披露したあと、忽然と姿を消した…オペラの後援者デイム・イサベル・グレイスはその失踪の謎を解決するため、地球の歌劇団をひきいて様々な惑星をめぐる宇宙ツアーに乗り出すことを計画する。イサベル・グレイスならびに歌劇団の面々とともに宇宙船ポイボス号に乗り込んだのは、“第九歌劇団”を招いた団長にして宇宙船船長アドルフ・ゴンダー、音楽学者バーナード・ビッケル、イサベルの甥のロジャー・ウール、そして謎めいた美女マドック・ロズウィン。かくして波瀾万丈のスペース・オペラが開幕する―彼らを待ち受けるのは大成功か大失敗か大騒動か!?皆様予想どおりのヴァンス的展開となる傑作長篇と、ヴァンスを愛しつづけた名翻訳者・浅倉久志が選び抜いて訳した珠玉の中短篇四作を集成。

著者等紹介

ヴァンス,ジャック[ヴァンス,ジャック] [Vance,Jack]
1916年、サンフランシスコ生まれ。カリフォルニア大学バークリー校を卒業後、商船員の職につき航海中に小説を執筆、45年短篇「世界捻出者」でデビュー。主な作品に『終末期の赤い地球』(50)、『竜を駆る種族』(63、ヒューゴー賞受賞)、“魔王子”シリーズなど。ミステリ作家としても『檻の中の人間』(60)でエドガー賞新人長篇賞を受賞。84年には世界幻想文学大賞生涯功労賞、97年にはアメリカSF・ファンタジー協会が授与するグランド・マスター賞を受賞、殿堂入りを果たしている。2013年逝去

浅倉久志[アサクラヒサシ]
1930年生まれ。大阪外国語大学卒。英米文学翻訳家。2010年逝去

白石朗[シライシロウ]
1959年生まれ。早稲田大学第一文学部卒。英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

absinthe

160
表題作は題名が洒落ている。荒唐無稽な宇宙冒険活劇を指すジャンル名がそのまま表題に。何と歌劇団を引き連れて宇宙を旅するお話なのだ。一発芸のダジャレみたいなアイデアだが、本気で突き進むと名作になるのだった。60年代らしいSFでとにかく出て来る宇宙人たちが一癖も二癖もあって面白い。音楽を全く解さないおかしな異星人もいれば、感性が高度な水の申し子族はわけわからん用語連発で、こちらは常軌を逸した「ポストモダン」的芸術批評のパロディに違いない。2023/01/20

ニミッツクラス

35
17年(平成29年)の税抜2400円の単行本初版。“ジャック・ヴァンス・トレジャリー”の3巻目。長中短編5編収録という珍しい体裁。長編が表題作で、宇宙活劇と宇宙歌劇を掛けた直球のロードノベル(トラヴェローグ)な構成。未知の惑星ルラールから来た歌劇団が地球で行方不明になる。後援者イサベルは胡散臭さ芬々の船長アドルフや音楽家たちとルラールに向かう。2巻目の“キューゲル”に匹敵する不要?な紆余曲折の様はシニア読者には冗長。後半の中編「海への贈り物」は異星での海洋サスペンスとFC物とを融合して秀逸だ。★★★★☆☆2023/02/06

Panzer Leader

34
「オペラ・ミーツ・地球外生命体」謎の惑星から地球に来訪していた歌劇団の突然の失踪から、オペラの後援者が今度は地球の歌劇団を引き連れて宇宙ツアーを目論むっていう発想自体がハチャメチャ。オペラってジャンル自体が地球でも一般的とは言えないのに、異星人に果たして受け入れられないんじゃないって予想通り、正にドタバタの珍道中。ただただ頭を空っぽにして楽しめるSF中編。自分的には異星の地で希少元素の採掘に取り組む人々と謎の生命体との出会いを描く「海への贈り物」がベストだった。2017/11/28

miroku

26
異文明との音楽交流をシニカルにコミカルに描いたヴァンスらしい作品。妙に禅的なのもヴァンスらしさだと思う。2018/05/12

geshi

23
『スペース・オペラ』星々の風景と地球人とは相いれない文化が魅力的に描かれていて、出てくるキャラクターもチチャーミング。豊富なアイデアでドタバタ珍道中をやるにはちょっと短すぎて、急ぎ足な感じを受ける。『新しい元首』読むのに戸惑う挑戦的な構成とブラックなオチ。『悪魔のいる風景』これも地球的価値観の崩壊の話。異星人の「ほっといてくれ!」感が伝わる。『海への贈り物』サスペンスホラーな前半からガラッと話が異文化交流になっちゃった。『エルンの海』異質なものをそのまま見せられて手に余ってしまった。2018/07/29

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