ウィリアム・トレヴァー・コレクション<br> 異国の出来事

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ウィリアム・トレヴァー・コレクション
異国の出来事

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  • サイズ B6判/ページ数 349p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784336059161
  • NDC分類 933
  • Cコード C0397

出版社内容情報

〈世界最高の短篇作家〉トレヴァーの名人芸が冴えわたる傑作を選りすぐったベスト・コレクション!

〈ウィリアム・トレヴァー・コレクション 第2回配本〉 南仏の高級別荘地、自由奔放な妻はおとなしい従順な夫を召し使いのようにあしらっている。しかし……夫婦の中に潜む深い闇を描く「ミセス・ヴァンシッタートの好色なまなざし」、一人の青年を愛した二人の少女が三十年後にシエナの大聖堂で再会する「娘ふたり」他、父と娘のきまずい旅、転地療養にきた少年とその母と愛人、新天地への家出、ホームステイ先での淡い恋、など様々な旅をめぐって静かな筆致で精密に綴られる、普通の人々の〈運命〉と〈秘密〉の物語。日本オリジナル編集による傑作選、全12篇収録。

【著者紹介】
1928年、アイルランドのコーク州生まれ。現在はイギリスのデヴォン州在住。人物の造形にすぐれ、長篇、短篇ともに名手として世界中の読み巧者たちに高く評価されている。

内容説明

南仏の高級別荘地、自由奔放な妻はおとなしい従順な夫を召し使いのようにあしらっている。しかし…夫婦の中に潜む深い闇を描く「ミセス・ヴァンシッタートの好色なまなざし」、一人の青年を愛した二人の少女が三十年後にシエナの大聖堂で再会する「娘ふたり」他、父と娘のきまずい旅、転地療養にきた少年とその母と愛人、新天地への家出、ホームステイ先での淡い恋、など様々な旅をめぐって静かな筆致で精密に綴られる普通の人々の“運命”と“秘密”の物語。日本オリジナル編集による傑作選、全12篇収録。

著者等紹介

トレヴァー,ウィリアム[トレヴァー,ウィリアム] [Trevor,William]
1928年、アイルランドのコーク州生まれ。トリニティ・カレッジ・ダブリンを卒業後、教師、彫刻家、コピーライターなどを経て、60年代より本格的な作家活動に入る。65年、第2作『同窓』がホーソンデン賞を受賞、以後すぐれた長篇・短篇を次々に発表し、数多くの賞を受賞している(ホイットブレッド賞は3回)。短篇の評価はきわめて高く、初期からの短篇集7冊を合せた短篇全集(92年)はベストセラー。現役の最高の短篇作家と称され、ノーベル文学賞候補にも名前が挙がる

栩木伸明[トチギノブアキ]
1958年東京生まれ。上智大学大学院文学研究科英米文学専攻博士課程単位取得退学。現在、早稲田大学教授。専攻はアイルランド文学・文化。著書に『アイルランドモノ語り』(みすず書房、読売文学賞受賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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KAZOO

145
この作者は「聖母の贈り物」という作品集を読んだことがあり、お気に入りさんがいいと言われていたこともあり、少し作品集を読んでみることにしました。これは12の旅に関する作品が収められていて欧州各地やイランなどが舞台となっています。人間関係や運命といったことが中心となっていて短篇とは言いながら長編的な色合いもあるような気がします。2016/11/25

mii22.

56
人は誰しも、心の奥に秘密の塊をひとつやふたつは持っている。それは淡く甘酸っぱいものであったり、黒く苦々しいものであったり..。旅をめぐる愛しく苦しくミステリアスな12の物語。きっと誰にも経験があるはず..心の奥がキュッと締め付けられる。情景描写の美しさと静かだが丁寧に心の揺れを描き出すトレヴァーの筆致はさすがだ。お気に入りは謎を残したまま余韻を引きずる「ドネイのカフェでカクテルを」。どのお話も霧の中から現れてまた静かに消えていく感じ。2016/05/09

りつこ

55
トレヴァーってこうだったよなと思っているより甘く覚悟してるより苦い物語たち。旅に出て違う自分のように振る舞ったり全く別の人間になれるような気がしたり…でもどこへいっても自分は自分でそこから逃れることはできない。少女だったころに滞在した屋敷、そこの主人と一回だけ行ったドライブ。指を触れあうことさえなかった二人の間に生まれた火花が伝わってくる「版画家」。結婚生活の苦い出来事を描いた「家出」。父娘の反転が見事な「ザッテレ河岸で」。どれも良かった。やっぱりトレヴァーはいい。2016/04/27

星落秋風五丈原

49
いやぁ、参りましたね。こんなに愛のみっともない所も切ない所も書いてあると、百回恋をしたような気分になってお腹いっぱいになるじゃありませんか。とはいえ人間は懲りないので、自分の恋だけは違うと思いたがるのです。2016/05/01

くさてる

46
短編集。やはりトレヴァーにはひれ伏すしかない。ごく身近にいてもおかしくないような人々の普通の生活が切り取られて差し出されている、そんなお話のはずなのに、くっきりと浮かびあがっているこの特異な世界。普通の人々にこそ潜んでいる残酷さや奇異な感情を、正邪で判断することなく物語のかたちでトレヴァーはわたしの目の前に差し出す。そこにあるのは、人間のもつ物語の深さと面白さ、そして怖さだ。素晴らしい。息もできない。2016/06/08

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