モディアノ中毒―パトリック・モディアノの人と文学

個数:
  • ポイントキャンペーン

モディアノ中毒―パトリック・モディアノの人と文学

  • 松崎 之貞【著】
  • 価格 ¥2,750(本体¥2,500)
  • 国書刊行会(2014/12発売)
  • ゴールデンウィーク ポイント2倍キャンペーン対象商品(5/6まで)
  • ポイント 50pt
  • 提携先に2冊在庫がございます。(2025年05月01日 10時54分現在)
    通常、5~7日程度で出荷されます。
    ※納期遅延や、在庫切れで解約させていただく場合もございます。
    ※1回のご注文は10冊までとなります
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【出荷予定日】
    通常、5~7日程度で出荷されます。

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ B6判/ページ数 251p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784336058751
  • NDC分類 950.28
  • Cコード C0098

出版社内容情報

今年のノーベル賞作家モディアノに関する日本初の本格評論!現代の定かならぬ生と愛の文学世界の全容に迫る。全作品梗概付き。

本年のノーベル文学賞に輝くフランスのユダヤ系作家パトリック・モディアノ。その受賞理由は――「人間の捉えがたい運命を呼び覚まし、ナチス占領下の社会を明らかにした〈記憶の芸術〉」とされた。本書はそうしたモディアノの〈人〉と〈文学〉についての日本初の本格評論! 「私は何者か」「家族とは何か」「占領下パリのユダヤ人」といったテーマを通じ、ミステリー仕立てで、現代の定かならぬ〈生〉と〈愛〉を語り続けるモディアノ世界の全容に迫る。平易な文体でありながら、きわめて洗練された物語世界は、読みはじめたら病みつきになる魅力をもつため、「モディアノ中毒」という言葉もあるほどだ。未訳20作も含めた「全作品梗概」も付す。

第一章 【小伝】自殺した犬~それはわたしだ
自伝としての『血統書』
ジャン・モディアノ
父と母
コンティ河岸15番地
〈記憶〉と〈忘却〉
ジュイ=アン=ジョザでの奇妙な体験
リュディの「死」
寄宿舎のパトリック~「モンセル中学校」
イギリスひとり旅
寄宿舎のパトリック~「サン=ジョセフ校」
寄宿舎のパトリック~「アンリ四世校」
寄宿舎のパトリック~「ミシェル=モンテーニュ校」
〈ユダヤ性〉をめぐって
ある〈疑惑〉
〈母性〉への飢え
父との愛憎
生きるという仕事
自立する意志
兵役をめぐって
結婚

第二章 【技法】迷宮としての世界
〈記憶の芸術〉
霧のなかを手さぐりで……
一人称の世界
描写の後ろに寝ていられない
錯綜する時空間
自由間接話法
名前の秘密
執拗な探索

第三章 【物語世界~?@】ナチス占領下のパリ
占領下パリのフランス人
「ぼくは存在しないんです」
エディ・パニョンという男
「出生の腐植土」の真意

「わたしの哀れな姉コリンヌ」とはだれか
逃げ去る父
道化のような父親の肖像          
ユダヤ人の四類型
〈悪〉について

第四章 【物語世界~?A】年上の聖母たち
孤児の群像
年上の庇護者たち     
置き去りの恐怖
残された者たち

第五章 【物語世界~?B】パリの〈語り部〉
パリの地霊
故郷喪失者たち  
犬をめぐって        
ホテル、カフェ、レストラン、駅…… 
〈やさしさ〉について

付録 全作品の梗概

あとがき

【著者紹介】
1947年、埼玉県生まれ。早稲田大学政治経済学部卒。70年、徳間書店に入社。一貫して編集部門を歩き、2002年、ノンフィクション部門の編集局長を最後に退社。その後、フリーとして書籍の編集に携わる。著書に『「語る人」吉本隆明の一念』(光文社)、『吉本隆明はどうつくられたか』(徳間書店)などがある。

内容説明

「私は何者か」「家族とは何か」「占領下パリのユダヤ人」といったテーマを通じ、現代の定かならぬ“生”と“愛”を語り続ける“モディアノ世界”の全容に迫る。日本初のモディアノ考!2014年ノーベル文学賞受賞“モディアノ世界”のすべてがわかる!

目次

第1章 小伝―自殺した犬~それはわたしだ(自伝としての『血統書』;ジャン・モディアノ ほか)
第2章 技法―迷宮としての世界(“記憶の芸術”;霧のなかを手さぐりで… ほか)
第3章 物語世界~(1)―ナチス占領下のパリ(占領下パリのフランス人;「ぼくは存在しないんです」 ほか)
第4章 物語世界~(2)―年上の聖母たち(孤児の群像;年上の庇護者たち ほか)
第5章 物語世界~(3)―パリの“語り部”(パリの地霊;故郷喪失者たち ほか)
付録 全作品紹介

著者等紹介

松崎之貞[マツザキユキサダ]
1947年、埼玉県生まれ。早稲田大学政治経済学部卒。70年、徳間書店に入社。一貫して編集部門を歩き、2002年、ノンフィクション部門の編集局長を最後に退社。その後、フリーとして書籍の編集に携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

抹茶モナカ

11
2014年のノーベル文学賞決定時にパトリック・モディアノの作品を買い集めたのだけれど、全然、読めていなくて、入門のつもりで本書を読んでみました。モディアノ作品について概観する形の本で、モディアノが一人称で書く作家さんで、作品は自伝的らしい事がわかる。なんだか、モディアノに対し、太宰治みたいな印象も持ってしまったけれど、それって正解なんだろうか?なんか、違いそうな気もするけど・・・。2015/05/10

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/9045092
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品