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異形建築巡礼

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  • サイズ B5判/ページ数 335p/高さ 27cm
  • 商品コード 9784336058461
  • NDC分類 520.4
  • Cコード C0052

出版社内容情報

日本に伝わる異形の建築を博覧強記の建築家二人が、巡り、論じる。石山修武・毛綱モン太による伝説の連載、初の単行本化。セルフビルドの可能性を拡張する世界的建築家・石山修武。その生涯を前衛として駆け抜けた博覧強記の建築家・毛綱毅曠(モン太)。二人の鬼才が日本全国を巡り論じ尽くした伝説的連載(「異形の建築」)を、40年の時を越え、初単行本化。均質化した世界に〈異形〉の一石を投じる快著!関西の三奇人建築家(安藤忠雄・毛綱毅曠・渡辺豊和)と六角鬼丈を論じた石山修武による書き下ろし「異形の建築群(または建築の異形群)」を併載。


目次

まえがき 

? 「異形」の再発見とその正統性
――日本近代建築の見直しへの一石
〈異〉と〈位〉の空間学――ラ・パボニー アート・ガーデン 毛綱モン太
伴野一六邸異聞 石山修武
? 螺旋・アニマ巡礼
――建築の始原へタイム・トリップ
 江戸三大奇館その一 毛綱モン太
 栄螺堂幻想辺 石山修武
? 神々の宿る地形・建築
――日本的なるものの別系統
 江戸三大奇館その二 阪東霊場――笠森寺大悲閣 毛綱モン太
 巡礼パノラマ空間 石山修武
? 機械のはじまりへ
――日本の遊戯機巧
 江戸三大奇館その三――妙立寺 毛綱モン太
 機巧の狭間を抜けること 石山修武
? 擬洋風建築
――日本近代建築の伏流
 異人館 毛綱モン太
 職人気質の華のなかを 石山修武
? 遊行者集団の人力掘削建築
――日本の仏を闇に視る
 〈曼荼羅起〉瑜伽洞 毛綱モン太
 田谷山瑜伽洞闇の内 石山修武
? 異形の地平から
――日本近代建築を再考する
 〈位〉と〈異〉の領域学 毛綱モン太
  BARRACK 石山修武
? メビウスの環、そして時代は廻る
――近代建築のもう一つの回路を求めて
  はじめとおわり 毛綱モン太
  BARRACK論そして異境へ おわりのはじめに 石山修武

   *

(書き下ろし)異形の建築群(または建築の異形群)

あとがきに代えて 異形の旅――毛綱モン太と久しぶりに会う


石山修武[ イシヤマオサム ]

毛綱毅曠[ モヅナキコウ ]

内容説明

セルフビルドの可能性を拡張する世界的建築家・石山修武。その生涯を前衛として駆け抜けた博覧強記の建築家・毛綱毅曠(モン太)。二人の鬼才が日本全国を巡り論じ尽くした伝説的連載(「異形の建築」)を、四〇年の時を越え、初単行本化。均質化した世界に“異形”の一石を投じる快著!関西の三奇人建築家(安藤忠雄・毛綱毅曠・渡辺豊和)と六角鬼丈を論じた書き下ろし「異形の建築群(または建築の異形群)」を併載。

目次

1 「異形」の再発見とその正統性―日本近代建築の見直しへの一石
2 螺旋・アニマ巡礼―建築の始原へタイム・トリップ
3 神々の宿る地形・建築―日本的なるものの別系統
4 機械のはじまりへ―日本の遊戯機巧
5 擬洋風建築―日本近代建築の伏流
6 遊行者集団の人力掘削建築―日本の仏を闇に視る
7 異形の地平から―日本近代建築を再考する
8 メビウスの環、そして時代は廻る―近代建築のもう一つの回路を求めて

著者等紹介

石山修武[イシヤマオサム]
1944年岡山県生まれ。早稲田大学建築学科卒業、同大学院修了(渡辺保忠研究室)。卒業後、科学者・川合健二の鉄の家で独自の生産論、技術論とコルゲート建築を学ぶ。ダムダン空間工作所設立。1988年より27年間、早稲田大学建築学科教授を務め、石山修武研究室として建築設計と教育活動を並走。現在スタジオGAYA代表、早稲田大学理工学部名誉教授。日本建築学会賞、ベネチア・ビエンナーレ金獅子賞など多数受賞

毛綱毅曠[モズナキコウ]
1941年北海道釧路市生まれ。神戸大学建築学科卒業、同大学向井正也研究室の助手を務める。1976年毛綱毅曠建築事務所を開設、初期の事務所は「モビール・モルグ=動く棺桶」と自ら称した。当時は毛綱モン太の名で活動。都市景観大賞、メキシコ・アグアスカリエンテス市建築賞など多数受賞。1995年より多摩美術大学建築学部教授をつとめた。2001年、入寂(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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HANA

59
田谷山瑜伽洞や栄螺堂、岩窟ホテルに今は現存しない伴野一六邸やラ・パボニー。正統に対する異端といった建築物を訪ね歩く旅なのだが、それぞれの建物の歴史や内容を紹介したり論ずるというよりは、著者たちの思想表明みたいになっているのが特徴。こういう異端といったものを通して世界を再構築するというのは実に七十年代的。正統が力を失った今となっては如何とも言い難いものであるけれども。紹介されている建物群は魅力的なものばかりなので、こういう建築家の目を通してみた評論的なものではなく、建物それ自体を描いて欲しかったものである。2018/07/23

Enzo Suzuki

8
思っていたのと違った。流し読み。2017/03/18

takao

3
ふむ2023/01/23

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