- ホーム
- > 和書
- > 芸術
- > 絵画・作品集
- > 絵画・作品集(西洋)
出版社内容情報
ヤン・ファン・エイク≪ロランの聖母子≫など初期フランドル絵画における祈祷者像の革新性と展開について総合的に分析。図版多数。
なぜ祈?者はかくも大胆に描かれたのか?
ロベール・カンパン《太陽の聖母子》の源泉となった聖母マリアの図像系譜、ヤン・ファン・エイク《ロランの聖母子》に反映された注文主ニコラ・ロランの野心、ロヒール・ファン・デル・ウェイデン《聖母子を描くルカ》に隠された画家自身の「擬装」肖像――。さまざまな角度からフランドル絵画を鮮やかに照射し、新たな知見を示す、気鋭の研究者による刺激的論考。
序章
第一章 初期フランドル絵画の黎明期の社会的・宗教的背景
第二章 初期フランドル絵画における祈?者表現の革新性と宗教画の機能
第三章 祈?者の中央への進入
――ロベール・カンパン作《太陽の聖母子》の上下構図
第四章 祈?者の対等性
――ヤン・ファン・エイク作《ロランの聖母子》の大胆な祈?者
第五章 祈?者の「擬装」
――ロヒール・ファン・デル・ウェイデン作《聖母子を描く聖ルカ》にみる「擬装」肖像の開拓
第六章 祈?者表現の継承と展開
終章
あとがき
【著者紹介】
大阪大谷大学文学部准教授。慶應義塾大学大学院文学研究科後期博士課程修了。博士(美学)。主要論文・共著: ≪ La Virgo in Sole de Robert Campin ≫(Annales d’histoire de l’art et d’archeologie, 2005)、蜷川順子編『初期ネーデルラント美術にみる〈個と宇宙〉』(ありな書房、2011年)、遠山公一・金山弘昌編『美術コレクションを読む』(慶應義塾大学出版会、2012年)など。
内容説明
ロベール・カンパン『太陽の聖母子』の源泉となった聖母マリアの図像系譜、ヤン・ファン・エイク『ロランの聖母子』に反映された注文主ニコラ・ロランの野心、ロヒール・ファン・デル・ウェイデン『聖母子を描く聖ルカ』に隠された画家自身の「擬装」肖像―。さまざまな角度から15世紀フランドル絵画を鮮やかに照射し、新たな知見を示す、気鋭の研究者による刺激的論考。
目次
第1章 初期フランドル絵画の黎明期の社会的・宗教的背景
第2章 初期フランドル絵画における祈祷者表現の革新性と宗教画の機能
第3章 祈祷者の中央への進入―ロベール・カンパン作『太陽の聖母子』の上下構図
第4章 祈祷者の対等性―ヤン・ファン・エイク作『ロランの聖母子』の大胆な祈祷者
第5章 祈祷者の「擬装」―ロヒール・ファン・デル・ウェイデン作『聖母子を描く聖ルカ』にみる「擬装」肖像の開拓
第6章 祈祷者表現の継承と展開
著者等紹介
今井澄子[イマイスミコ]
大阪大谷大学文学部准教授。慶應義塾大学大学院文学研究科後期博士課程修了。博士(美学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
-
- 和書
- 陽だまりの彼女 新潮文庫