壊血病―医学の謎に挑んだ男たち

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  • サイズ B6判/ページ数 262p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784336057990
  • NDC分類 493.13
  • Cコード C0098

出版社内容情報

大航海時代、200万人の船乗りが壊血病に命を奪われた。恐怖の病にリンド医師、キャプテン・クック、ブレーン卿の3人が挑む。

壊血病は古代ギリシアの昔から医師や水夫を悩ませてきた謎であるが、帆船時代になって船が大型化し長期の航海が可能になり、食糧保存に限界があったために壊血病は奇病から恐ろしい疫病にまでになった。200万人の船乗りの命を奪ったとも言われる。壊血病は疫病の域を越えて国家の命運を左右する重要な要因となり、ナポレオン戦争中のイギリスとフランスの衝突で頂点に達した。恐怖の病の克服にリンド医師、キャプテン・クック、ブレーン卿の3人が挑む、熱い男たちの物語。

【著者紹介】
カナダのオタワ生まれ。アルバータ大学歴史学科を卒業後、メディア界に身を置く。2002年から冒険家、旅行家、開拓者にまつわる歴史分野の作品を発表してきており、英語圏のほかにスペイン、ロシア、中国でも翻訳出版され注目されている。本書はカナダで出版され国内外で注目されたバウンの出世作である。

内容説明

大航海時代、200万人の船乗りが壊血病に命を奪われた。恐怖の病にリンド医師、クック船長、ブレーン卿が挑む!!

目次

第1章 一八世紀の航海―壊血病の時代
第2章 壊血病―海の疫病
第3章 南洋での大惨事と勝利―アンソン卿の悲劇の航海
第4章 見失われた発見―治療法の研究が始まる
第5章 予防の片鱗―ジェームズ・リンドとソールズベリー号上の実験
第6章 もつれをほどく―ロブと麦芽汁と海の実験
第7章 ジェームズ・クック船長の太平洋航海
第8章 影響力のある男―ギルバート・ブレーンと西インド諸島艦隊
第9章 大陸封鎖―壊血病の撲滅とナポレオン
結び 謎の解明

著者等紹介

バウン,スティーブン・R.[バウン,スティーブンR.] [Bown,Stephen R.]
カナダのオタワ生まれ。アルバータ大学歴史学科を卒業後メディア界に身を置く。2002年から冒険家、旅行家、開拓者にまつわる歴史分野の作品を発表してきており、英語圏のほかにスペイン、ロシア、中国などでも翻訳出版され、常に注目されている

中村哲也[ナカムラテツヤ]
1989年、帝京大学医学部大学院修了。1991年、板橋中央総合病院院長就任。2006年、関東・東北・北海道に複数の医療法人を有するIMSグループ理事長に就任。2007年、板橋中央総合病院総院長となる。現職として、アジア慢性期医療協会理事長、全国公立病院連盟常務理事、板橋中央看護専門学校、イムス横浜国際看護専門学校の校長などを兼ねる

小林政子[コバヤシマサコ]
1972年、明治学院大学英文学科を中退し外務省入省。リスボン大学にて語学研修。主に本省では中近東アフリカ局、国連局原子力課など。在外ではブラジル、カナダに勤務。1998年外務省を退職し翻訳を志す。ユニ・カレッジにて日暮雅道氏、澤田博氏に師事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

壱萬弐仟縁

18
2003年初出。今は、エボラ出血熱が問題化している。壊血病はビタミンC不足で起こる。歯茎から出血。皮膚に斑点。パンと塩漬け肉を主食とする船員に症状が出る。イメージとして、蟹工船がある。どうなのか? あのヴァスコ・ダ・ガマも罹患したという(10頁)。無気力、倦怠感、衰弱、古傷悪化、骨がはずれるなどの症状が出る(11頁)。1741年3月7日、 イギリス艦隊は嵐に遭遇、赤痢やチフスで弱っていた男たちに壊血病が牙をむきはじめた(63頁)。17C初頭にはレモンがこの病に効くとみなされたときがある(87頁)。 2014/10/20

KAZUKI

10
アスコルビン、ビタミンCによって病気に左右されること、そしてオレンジ、レモンが鍵を握っているとあり。 この書を見て治療解決に繋がると思うので更に壊血病についての関連情報も調べてみるきっかけに繋がる一冊となった。2015/11/01

ようはん

6
フランシス・ドレーク辺りの時代で壊血病の原因が分からなくとも対処法にレモンやオレンジの果汁が良いと分かっていたのに諸々の事情で定着できずに忘れられ、その後もお偉いさんの諸事情とかで見送られたりと旧日本軍における脚気と大体ダブってる印象。あとこの当時の水夫の強制徴募は少し知っていたが、予想以上に無茶苦茶で死にそうな囚人や病人まで集めてまともに使えぬまま呆気なく死なせていたのはなんとも。2019/06/12

勝浩1958

4
備忘録「ヨーロッパが戦争に沸き返っていた一八世紀末、イギリス海軍が組織をあげて壊血病の治療法を発見してその実施に踏み切ったことは世界史の流れを変えた。」「壊血病が消え、その結果、航海の長期化は、一九世紀を通じて繁栄したイギリスが支配する世界貿易および通信網構築の要となった」「一八一五年のナポレオンの敗北後、壊血病が再び世界史の決定要因になることはなかった。壊血病の世界の出来事への影響はナポレオン戦争中のフランスとイギリスの衝突が頂点だった。」2021/12/10

Reee

4
17〜18世紀、イギリス船の航海中の死因の1位は敵船との決闘や海難事故ではなく壊血病だった。壊血病はビタミンC、つまりアスコルビン酸の欠乏による。ただ当時は原因が確定されず誤った治療が施され、多くの船乗りが命を落とした。レモンやオレンジの果汁が治療に効果があると、正しい主張したにも関わらず無下にされた船医もおり、麦芽汁という発酵に使用されるアスコルビン酸を全く含有しないモノが長年効果があるとされてきた。もっと早く壊血病の治療、予防法を確立できていれば、アメリカの独立を含め歴史は違っていたかもしれない。2015/05/02

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