出版社内容情報
大革命前夜、パリに突如出現した鰐の怪物と超能力者エレアザールとの戦いを描いた、18世紀フランス最大の神秘思想家による奇書。
フランス革命前夜、ルイ15世治世下のパリ。不吉な天文現象がパリに災いが起きることを予告するなか、飢饉の波が押し寄せ、財務総監の無策に怒った民衆による反乱が勃発する。その時、突如巨大な鰐の姿をした怪物が姿を現し、瞬時のうちに反乱軍と正規軍を呑み込んでしまう。暴徒を操る怪物に対し、異能の才の持ち主エレアザールは、超自然的存在の助けを借り、超能力を駆使して、怪物と配下の精霊に戦いを挑む。怪物の正体とは? 怪物の目的とは? 魔術、笑劇、SF的発想をふんだんにちりばめながら、世界中の海、陸、地下、天上、そして古代ギリシアへのタイムトラベルまで、時空を超越する物語によって西洋近代批判を展開した、18世紀フランス最大の神秘思想家による奇書中の奇書。
【著者紹介】
1954年東京都生まれ。東京大学大学院博士課程単位取得退学。博士(文学)。現在、静岡大学教授。専攻、比較文学比較文化。著書に、『啓蒙の世紀の神秘思想―サン=マルタンとその時代』(東京大学出版会、2006)、訳書に、フランソワ・ダゴニェ『面・表面・界面』(法政大学出版局、1990、共訳)、『キリスト教神秘主義著作集17 サン=マルタン』(教文館、1992、共訳)、『十八世紀叢書?] 秘教の言葉―もうひとつの底流』(国書刊行会、2008、共訳)他がある。
内容説明
フランス革命前夜、ルイ15世治世下のパリ。不吉な天文現象がパリに災いが起きることを予告するなか、飢饉の波が押し寄せ、財務総監の無策に怒った民衆による反乱が勃発する。その時、突如巨大な鰐の姿をした怪物が姿を現し、瞬時のうちに反乱軍と正規軍を呑み込んでしまう。暴徒を操る怪物に対し、異能の持ち主エレアザールは、超自然的存在の助けを借り、超能力を駆使して、怪物と配下の精霊に戦いを挑む。怪物の正体とは?怪物の目的とは?魔術、笑劇、SF的発想をふんだんにちりばめながら、世界中の海、陸、地下、天上、そして古代ギリシアへのタイムトラベルまで、時空を超越する物語によって西洋近代批判を展開した、18世紀フランス最大の神秘思想家による奇書中の奇書。
著者等紹介
今野喜和人[コンノキワヒト]
1954年東京都生まれ。東京大学大学院博士課程単位取得退学。博士(文学)。現在、静岡大学教授。専攻、比較文学比較文化(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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