出版社内容情報
イラク戦争の最中、3万冊の図書館の本を救ったアリーヤさんと仲間の心温まる物語を、アメリカの人気漫画家スタマティーが描く!
暮らしや大切な文化遺産を一瞬のうちに破壊してしまう戦争。2003年のイラク戦争の最中、図書館の貴重な本に危険が迫る。政府に懇願するも拒否された図書館員のアリーヤさんは、自らの命を危険にしながら近所の人々と3万冊の貴重な本を運び出す大作戦を展開する。心温まる本当の物語をアメリカの人気漫画家スタマティーが描く!
【著者紹介】
1947年、漫画家の両親の一人息子としてニューヨーク・ブルックリンに生まれる。1969年、ニューヨークの美術・建築・工学専門の名門大学クーパー・ユニオンで美術の学位を取得。在学中よりスタマティーの作品は高い評価を得、数々の賞に輝いている。1980年代からは、漫画家、風刺画家、イラストレーターとして、ワシントン・ポスト、タイム、ニューヨーク・タイムズをはじめ多くの新聞・雑誌で政治風刺画、漫画を連載。一方、児童向けの絵本作家としても活躍し、代表作に、ニューヨーク・タイムズをして「常軌を逸した強烈さ――予測不能の大騒ぎ」と評させた絵本『ドーナツなんかいらないよ』(原題Who Needs Donuts?、1973年/2003年再版、邦訳は国書刊行会より刊行予定)など、読者を虜にする味のあるイラストとユニークで時にはブラックなユーモアのなか中に、子供たちへの作者の暖かいメッセージが込められているのがスタマティーの作品の特徴である。
内容説明
『アリーヤさんの大作戦』は、伝説的な活躍を成し遂げたイラクのバスラ中央図書館の主任司書アリーヤ・ムハンマド・バクルさんの実話に基づいています。2003年、イラク戦争の足音がバスラにせまるにつれ、図書館のかけがえのない蔵書が危険にさらされるのではないかというアリーヤさんの心配はつのるばかり。政府への懸命の訴えかけも退けられてしまったアリーヤさんは、ついに自力で本を救出する大作戦に踏み切ります。自分たちの歴史と文化を守る決意を胸に、アリーヤさんは、自らの命を危険にさらしながらも助けてくる近所の人々と一緒に、3万冊の貴重な本を図書館から選び出します。
著者等紹介
スタマティー,マーク・アラン[スタマティー,マークアラン][Stamaty,Mark Alan]
1947年、漫画家の両親の一人息子としてニューヨーク・ブルックリンに生まれる。1969年、ニューヨークの美術・建築・工学専門の名門大学クーパー・ユニオンで美術の学位を取得。在学中より作品は高い評価を得、数々の賞に輝いている。1980年代からは、漫画家、風刺画家、イラストレーターとして、ワシントン・ポスト、タイム、ニューヨーク・タイムズをはじめ多くの新聞・雑誌で政治風刺画、漫画を連載。一方、児童向けの絵本作家としても活躍
徳永里砂[トクナガリサ]
東京生まれ。エジプト留学を経て2005年、慶應義塾大学大学院にて博士号を取得。専門はアラビアの考古学。現在、駐日サウジアラビア大使館付属アラブイスラーム学院勤務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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