出版社内容情報
近代西洋における中国像の変容を辿り、近代西洋に特有の思考構造を明らかにする。オリエンタリズム研究の新たな可能性を示す大著。
近代西洋において、中国はいかに記述されてきたか――。
マカートニー使節団、イエズス会、ライプニッツ、ヴォルテール、モンテスキュー、リンネ、アダム・スミス、
ヘーゲル、ダーウィン、ニーチェ、ヴェーバー、ウイットフォーゲル……。
文化史、思想史、自然科学史を横断し、近代西洋における中国像の変容の意味を探るとともに、近代西洋に特有の思考構造を明らかにする。
オリエンタリズム研究の新たな可能性を示す大著。
【著者紹介】
1953年東京生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程修了。パリ第8大学博士課程修了。第3課程博士。現在、フェリス女学院大学国際交流学部教授。専攻は近代フランス文学・思想。訳書にフンボルト『新大陸赤道地方紀行 上・中・下』(岩波書店)など。
内容説明
近代西洋において、中国はいかに記述されてきたか―マカートニー使節団、イエズス会、ライプニッツ、ヴォルテール、モンテスキュー、リンネ、アダム・スミス、ヘーゲル、ダーウィン、ニーチェ、ヴェーバー、ウィットフォーゲル…。文化史、思想史、自然科学史を横断し、近代西洋における中国像の変容の意味を探るとともに、近代西洋に特有の思考構造を明らかにする。オリエンタリズム研究の新たな可能性を示す大著。
目次
マカートニー使節団
第1部 中国の登場―一八世紀初頭まで(中国の登場;世界観への組み込み)
第2部 神話の形成―一八世紀(中国の流行;世界の中の中国;博物学から人類学へ;ヨーロッパの変容)
第3部 停滞の神話―一九世紀前半(一九世紀中葉までの中国観察;思想の中の中国;人種論と中国人)
第4部 神話の変容―一九世紀後半(中国の混迷;不変性から後進性へ;変化の胎動;トポスとしての中国)
西洋の黄昏、中国の黎明
著者等紹介
大野英二郎[オオノエイジロウ]
1953年東京生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程修了。パリ第8大学博士課程修了。第3課程博士。現在、フェリス女学院大学国際交流学部教授。専攻は近代フランス文学・思想(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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