出版社内容情報
人生論集の集大成。 ドイツ哲学に精通した著者の様々な経験を通して人生の深淵と価値を提起、男子一生の問題を問う。
人生論集の集大成。 ドイツ哲学に精通した著者の様々な経験を通して人生の深淵と価値を提起、男子一生の問題を問う。池田俊二氏と「人生の自由と宿命について」対話。珍しい随筆集。小浜逸郎氏、川口マーン惠美氏の解説、等。
1.人生の深淵について
2.人生の勝ちについて
3.人生の自由と宿命について
4.男子、一生の問題
5.随筆集
追補1.「思想」の大きさについて 小浜逸郎氏
追補2. ドイツからの手紙 川口マーン惠美氏
【著者紹介】
評論家。電気通信大学名誉教授。1935年東京生まれ。東京大学文学部独文科卒業。同大学院文学修士。文学博士。ドイツ文学者。ニーチェ、ショーペンハウアーの研究、翻訳をはじめ、文学、教育、社会、政治、国際問題等幅広く評論活動を行っている。最近では反原発を明確に打ち出し、人類の生命維持から訴えかける論点が注目されている。
目次
1 人生の深淵について(怒りについて;虚栄について ほか)
2 人生の価値について(無知の権利;自分への幻想 ほか)
3 人生の自由と宿命について―西尾幹二との対話(池田俊二)(青春の原体験;ベルリンの壁崩壊がもたらしたもの ほか)
4 男子、一生の問題(日本人が、考えなければならない「問題」がある;「男子の仕事」で一番大事となるものは何か ほか)
5 随筆集(その一)(女の夢、男の夢;蛙の面に水 ほか)