出版社内容情報
ここには何千年もの人類の歴史の中で「戦い」が生命といわば一体になっていた哲理が語られている。戦場の中に歴史を読み、歴史の中に戦場を見るリアリストの秀作。解説:西尾幹二
【著者紹介】
明治34年東京生まれ。旧制五校、京帝大哲学科卒。昭和12年から「世界史話大成」「世界興廃大戦史」などの大著に取り組む。戦後著書はGHQに没収され一時公職を追放される。間もなく地球主義、未来学という概念を提唱。「ロシア大革命史」「未来学原論」などの大著を刊行。山中湖村に隠棲しつつも戦後の外交に隠然たる影響を与えた。
内容説明
GHQが没収した仲小路彰の世界戦史。人類の歴史は戦争の歴史だ!精緻を極めた三部構成。
目次
第1部 戰爭學(戰爭の哲學的原理;戰爭政治學 ほか)
第2部 戰爭の世界史的發展(原始時代の戰爭;古代民族戰爭 ほか)
第3部 世界戰爭(支那事變;世界長期戰)
附録 世界維新戰(1)(日支開戰・七月の戰况―蘆溝橋事件より廿九軍殲滅戰へ;八月の戰況―上海租界死守・渡洋大爆撃長城山嶽戰 ほか)
著者等紹介
仲小路彰[ナカショウジアキラ]
明治34年東京生まれ。父、廉(第3次桂・寺内両内閣の農商務大臣)の次男。大正6年第五高等学校入学、大正13年、東京帝国大学文学部哲学科卒。大正11年東京帝大在学中に、長編戯曲「砂漠の光」を新光社より刊行。昭和16年(財)日本世界文化復興会(終戦後、文化建設会と改称)を設立。昭和21年渋沢敬三・川添浩史等と(財)文化建設会の地球文化研究所設立。昭和22年恒久平和確立のため地球主義(グローバリズム)を提唱。昭和59年9月1日死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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