出版社内容情報
大正から昭和にかけ枢密院議長を務めた倉富勇三郎の、世界最長といわれる日記が遂に刊行なる。近現代史を読み解くための超一級史料。
日本近現代史研究の第一級史料ついに刊行なる!大正末から昭和初期にかけて宮内省高官・枢密院議長をつとめた倉富勇三郎が書き残した、圧倒的分量と詳細きわまる記述、そして文字読解の難解さで名高い日記がついに通読可能に。他では決して知ることのできない近現代の舞台裏の数々を初めて明らかにする、日本近現代史研究の第一級資料。第二巻では、宮中某重大事件、摂政設置問題、柳原白蓮事件、原敬暗殺、大隈重信、山県有朋の死去など、大正10・11年の政治の裏面が詳細に描かれる。「日本近代史学会における近来の快挙」(松尾尊?‾氏)、「歴史好きの読書家にとってこれ以上の喜びはあろうはずがない」(佐野眞一氏)。
【著者紹介】
代表=永井和(ながいかず)。永井和…1951年大阪府生まれ。京都大学大学院文学研究科博士後期課程中途退学/博士(文学)。現在、京都大学大学院文学研究科教授。専攻、日本近現代史。主要編著書―『近代日本の軍部と政治』(思文閣出版、1993年)、『青年君主昭和天皇と元老西園寺』(京都大学学術出版会、2003年)、『日中戦争から世界戦争へ』(思文閣出版、2007年)。
内容説明
宮中某重大事件、摂政設置問題をはじめ、近現代史の舞台裏を明らかにする第一級史料。大正末から昭和初期にかけて枢密院議長をつとめた倉富勇三郎が、通常ではうかがい知ることのできない宮中や皇族・華族の動向を、圧倒的分量で詳細かつ克明に記した日記。
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