出版社内容情報
ある日、ギベールはひとりのアメリカ人、アラン・イングラム・コープと出会い、親交が始まる。アランの戦争体験を聞いたギベールはBDにすることを申し出る。ギベール30歳、アラン69歳のときだった。生涯を大きく決定した戦争体験という青春の日々――訓練で出会った戦友たち、フランス・ドイツ・チェコへの行軍で知り合った人びととの交友――を振り返るアランの人生が、淡々と、ユーモラスに彩られていく。管制された筆致で、戦争のなかの日常に記憶がアランの声とともに再生し、見事に結晶化された、戦争バンドデシネ作品の傑作。
【著者紹介】
1964年、フランス・パリ生まれ。国立高等装飾美術学校に短期間通ったのち、6年をかけて、ナチス台頭を描いた野心作『Brune』を92年に発表。94年には、ヴォージュにて新進気鋭のラソシアシオン系BD作家たちと共同アトリエを持つ。ラソシアシオン社の雑誌『Lapin』に本作『アランの戦争――アラン・イングラム・コープの回想録』をはじめ、多くの作品を発表。日本での『モーニング』誌に作品を掲載。2003年には写真家のディディエ・ルフェーヴルと組み、BDと写真を組み合わせた作品『Le Photographe』でアフガニスタンの情景を再現した。
内容説明
ある日、ギベールはひとりのアメリカ人、アラン・イングラム・コープと出会い、親交が始まる。アランの戦争体験を聞いたギベールはBDにすることを申し出る。ギベール30歳、アラン69歳のときだった。生涯を大きく決定した戦争体験という青春の日々―訓練で出会った戦友たち、フランス・ドイツ・チェコへの行軍で知り合った人びととの交友―を振り返るアランの人生が、淡々と、ユーモラスに彩られていく。節制された筆致で、戦争のなかの日常の記憶がアランの声とともに再生し、見事に結晶化された、戦争バンドデシネ作品の傑作。
著者等紹介
ギベール,エマニュエル[ギベール,エマニュエル][Guibert,Emmanuel]
1964年、フランス・パリ生まれ。ENSAD(国立高等装飾美術学校)に短期間通ったのち、6年をかけて、ナチス台頭を描いた野心作『ブリュンヌBrune』を92年に発表。94年には、パリのヴォージュ広場にて新進気鋭のラソシアシオン系BD作家たちと共同アトリエを持つ。ラソシアシオン社の雑誌『ラパンLapin』に多くの作品を発表。日本でも『モーニング』誌に作品を掲載。2003年には写真家のディディエ・ルフェーヴルと組み、BDと写真を組み合わせた作品でアフガニスタンの情景を再現した
野田謙介[ノダケンスケ]
1977年神戸生まれ。マンガ研究家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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