内容説明
本書の内容は、欧米列強によるアジア・太平洋侵略に抗する日本の幕末史である。仲小路の著作は、戦前戦中、政治と軍の中枢にいる人々に強い影響を及ぼしたが、終戦後は、GHQが没収、焚書にされ、一般はむろん学界にもほとんど知られることがなかった。
目次
第1篇 ペルリの對日謀略の進展
第2篇 國内問題の緊迫
第3篇 國防論の昴揚
第4篇 英米露蘭の對日外交政策
第5篇 安政二年の情勢
第6篇 ハリスの渡來
第7篇 イギリスの濠洲侵略の情況
著者等紹介
仲小路彰[ナカショウジアキラ]
明治34年(1901)東京生まれ。大正6年(1917)第五高等学校入学、大正13年、東京帝国大学文学部哲学科卒。昭和16年(1941)(財)日本世界文化復興会(終戦後、文化建設会と改称)を設立。昭和21年(1946)渋沢敬三・川添浩史等と(財)文化建設会の地球文化研究所設立。昭和22年(1947)恒久平和確立のため地球主義(グローバリズム)を提唱。昭和59年(1984)9月1日死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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