内容説明
複雑なアラビア語の歴史を一望・簡潔に解説。民族、文化、政治への理解が一挙に深まる画期的入門書。
目次
1 序説―アラブ文化とアラビア語の役割
2 アラビア語の出自―セム語について
3 イスラーム以前の状況
4 イスラーム以降の充実
5 アラビア語拡充の源泉
6 アラビア語文化の開花―詩・韻律文・そして散文
7 アラビア語の地域的拡大
8 アラビア語の語彙的拡大
9 近代社会とアラビア語
10 現代アラビア語の誕生
著者等紹介
水谷周[ミズタニマコト]
イスラーム研究家。京大文卒、米国ユタ大学中東センター博士(歴史)。アラブイスラーム学院学術顧問(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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サアベドラ
2
数少ない日本語で読めるアラビア語史の本。ただし内容は薄め。2012/06/27
wang
0
少人数の部族が話していた言葉がインドからアフリカ西端さらにイベリア半島まで多数の民族の人々に広がり何世紀も公用語で使われるようになった。コーランを朗読するための単一の言葉でありながら、長い歴史広い地域多くの民族多様な職種都市や砂漠、王侯官僚民衆など、話す人場所時代でやはり違いは多い。拡散の歴史と違いなどが幅広く記述されている。ただ細かい語彙の解説ではアラビア語そのものの知識がないと分かりにくい部分もあった。2013/11/20
ねこ
0
アラビア語を勉強する以上は、一度読んでおくことをおすすめします。2012/09/22