アジール―その歴史と諸形態

アジール―その歴史と諸形態

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  • サイズ B6判/ページ数 292,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784336052278
  • NDC分類 322.3
  • Cコード C0022

内容説明

網野善彦、阿部謹也に多大な影響を与えたアジール論の名著。待望の初邦訳!翻訳者による、アジールを現代へと接続するための画期的論考を付す。

目次

第1部 アジール法の諸形態とその基盤(文化発展と法の発展の共通性;総括)
第2部 異教ゲルマン人におけるアジール法の諸形態(ゲルマン領域のアジール法研究の概観―キリスト教会のアジール法と特別平和の法;ゲルマン人におけるハイルと聖性;聖性の法的意義;卜占の法的意義;各論)
解題―アジールの近代(本書の内容;アジールの近代)

著者等紹介

ヘンスラー,オルトヴィン[ヘンスラー,オルトヴィン][Henssler,Ortwin]
1923年シュトゥットガルト生まれ。長年バーデン・ヴュルテンベルク州の司法行政に携わり、同州の司法省で判事および省庁ディレクターとして活動。63歳で定年退職を迎え、現在もシュトゥットガルトに在住

舟木徹男[フナキテツオ]
1973年石川県生まれ。1996年京都大学文学部卒業。2007年京都大学大学院人間・環境学研究科博士後期課程単位取得満期退学。現在、龍谷大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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「子供の頃にやった『たか鬼』とかコレか」と思ったらちゃんと子供のこういう遊びについても言及されていた。けどそれは「追う」方が追放された狼的なものだよな、罪人の逃げ場としてのアジールと、弱者が罪を犯す者から逃げる場所としてのアジールがあるよな、とか。うーん。/ギリシャ神話脳なので小アイアースとカッサンドラの話をアジールとその禁忌って視点で論じた何かがないか、とか、ギリシャ神話のヘルメス神の幼少期の神話(讃歌+ヘラ女神との確執を逃れた話)はだいたいこの本で論じられている事に基づいて解釈出来そうな、とか。2013/04/26

ユカ

1
中日新聞日曜版で紹介されていた。面白そうだったので図書館にリクエストして買ってもらった。ぱらぱらと見た瞬間、ヤバイ、と思った。これは私みたいな一般人が読むものじゃない・・・大学、とか研究、とかいう言葉が浮かぶ。でも買ってもらってしまったし。大学みたいに(行ったことないけど)、レポートのようなのを作りながら読んだ。いやあ、面白かった!!と、言いたいところだが、無学の私には雑学的に面白かった、程度にとどまった・・・高いと思ったんだよね。それにしても訳者である舟木さんの解題に感心しきり。上手にまとめるなあ!2011/01/10

可兒

0
信長と本願寺について資料を探していたらぶち当たった。そういう脇目的で読むものではないと感じざるを得ない2013/03/02

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