内容説明
ヨーロッパ最高の女優、ロミー・シュナイダーの書き下ろし本格評伝。
目次
序章 生地オストマルク
第1章 早すぎた栄光シシー
第2章 ヨーロッパのフィアンセーズ
第3章 背信の時代
第4章 トップ女優
第5章 ドイツでの幕間劇
第6章 崩落のスパイラル
終章 女優の死
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
midnightbluesky
2
ロミーがドヌーブやローレンのように女優人生を全うできなかった理由について。2010/06/11
koji
2
ロミー・シュナイダーについて、70年代を代表するヨーロッパの名女優、アランドロンのフィアンセ、若くして不可解な死を遂げた人ということしか知りませんでした。しかし、それは表層的な知識にしかすぎません。本書を読むと、祖父母に遡る役者の血筋、ナチスとの関わりにおける母との確執、数々の男性遍歴の中での寂寞感等複雑に絡み合った糸が織りなす名女優の生涯がそのまま映画であることを実感しました。42年という短い命でしたが、長く名が残る名優です。合掌。2010/02/27