シャーロック・ホームズ七つの挑戦

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  • サイズ B6判/ページ数 330p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784336051417
  • NDC分類 973
  • Cコード C0097

内容説明

謎のメッセージを残して殺された男と、消えた少年たちをめぐる「十三番目の扉の冒険」、フィレンツェを舞台に「あの」大作家が巻き込まれた「予定されていた犠牲者の事件」ほか全七篇。名探偵ホームズとワトソン博士の新たなる冒険がいま幕を開ける!イタリア屈指のシャーロキアンが送る新しいシャーロック・ホームズ譚。待望の初邦訳。

著者等紹介

ソリト,エンリコ[ソリト,エンリコ][Solito,Enrico]
1954年ローマ生まれ。医師、小説家・評論家。小児科・神経精神科の専門医として、中部イタリア、フィレンツェ近郊の町で医療に従事するかたわら、ホームズ研究を中心とする文筆活動を精力的に展開している。イタリアのシャーロッキアン協会「ホームズの研究」会員(1999~2000年度会長)。同会の機関誌The Strand Magazineの編集を担当。ニューヨーク、ベイカー・ストリート・イレギュラーズ会員

天野泰明[アマノヤスアキ]
1952年生まれ。東京外国語大学ポルトガル・ブラジル語学科卒。出版社勤務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

R

7
イタリア人作家による、シャーロックホームズでした。特有といっていいのか、現れた依頼人の風体から、さまざまな推理を披露するという冒頭から、いくつかの事件に没入していくといった具合で、頭を働かせるためタバコを山と吸うことや、どうしても暇になるとコカインをやっちゃうところとか、そういうお約束はきっちり踏みつつ、マイクロフト兄ともよく絡んだ事件が楽しく描かれていました。推理が、事件が、犯人がといった読み方よりは、この雰囲気を楽しむ小説なんだと感じました。2014/09/08

ぽま

6
イタリア人作家による短編集。英国外作家のパスティーシュ例に漏れず、作品内の舞台や人物に、自国との結び付きを強く出してしまうのはやむ無しか。実在した人物や出来事を物語に絡めていくものや、正典内の"語られざる事件"を題材にしたものなど、大方の作品はパスティーシュの伝統的な手法を踏襲している。全体としてプロットの質が高く、他作品の更なる翻訳が待たれるところ。お気に入りは『正しかった診断』『ピルトダウン人』。2012/08/01

ワッピー

4
イタリア発ホームズ事件簿。いろいろネタもあり、案外外していなくて自然に楽しめました。2011/09/06

もこ

3
図書館で見かけて読まずにはいられなかった本作。延原謙の訳しかホームズは読んだことないけど、日本語にはあまり極端に違和感を覚えることは無く。でもストーリーは長さもまちまちなのもあって、違和感があるようなものも。ワトソン博士が諸事情から封印していた話というだけに社会性が高い話ばかりなのが理由なのか。しかし実在の人物やら出来事やら入り乱れて、フィクションなのかノンフィクションなのか混乱してきた。引退後のホームズを見れたのはなんだか嬉しかった。 2014/09/28

ぽんとぽこ

3
可もなく不可もなくなホームズパスティシュ集。ただ、事件と関係ない部分の描写が非常にくどくて長いので、そういうところにさしかかるとちょっとげんなりする。2010/12/04

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