内容説明
没後50周年にして初めて明かされるボリス・ヴィアンの生涯。壮絶な非順応主義ゆえの挫折や経済的圧迫をゲリラ的に突破しつつ、小説家、トランペッター、ジャズ評論家、シャンソン歌手等々マルチな天才を発揮し続けたドラマティックな39年の生の軌道を描き出す決定版評伝。
目次
ヴィル=ダヴレーのすてきな日曜日
アングレームのブルース
日々のヒット曲
アメリカ野郎
コランおよびジャン=ソル・パルトルとの出会い
サン=ジェルマン=デ=プレを待ちながら
ヴァーノン・サリヴァンの栄光
タブーのプリンス
モデルの不在
離散の時
苦い草
全般的な屠殺
クリシー大通り八番地
ペンの変奏…
好い日・悪い日
凍りついたフットライト
気管支に水
気前のいいアート・ディレクター
「若者よ、恐れるなかれ…」
著者等紹介
浜本正文[ハマモトマサフミ]
1968年京都大学仏文卒。愛知大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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