出版社内容情報
チェスを楽しく味わうアンソロジー!
チェスプロブレム作家でもある若島正セレクトによる本邦初の<海外チェス小説アンソロジー>がついに登場!フリッツライバーの幻想味あふれる表題作ほか、フレドリック・ブラウンの未訳ミステリ、現代SFの巨匠ジーン・ウルフの傑作短篇、ウディ・アレンの爆笑作、ジュリアン・バーンズの観戦記など、SF・ミステリ・幻想文学・ユーモア・青春小説・ノンフィクション等々あらゆるジャンルから選りすぐった傑作チェス小説を本邦初訳初訳5篇を含む全12篇。
・序文に、1月にチェスを題材にした小説「猫を抱いて象と泳ぐ」(文藝春秋)を刊行した小川洋子「チェスという名の芸術」を収録。
・巻末に編者(若島正)による詳細な解説を付す。
・チェス関係用語・人名小辞典もあり
●小川洋子さん推薦!
チェスの秘密が文学を通して語られる時、そこには予想もしない世界が現れ出る。人間が考え、人間がこしらえたゲームであるはずのチェスに、人間を超えた小宇宙が出現することを、本書の小説たちは指し示してくれる。チェスとはそういうゲームなのだ。(本書序文より)
◆目次
・序文「チェスという名の芸術」 小川洋子
・「モーフィー時計の午前零時」 フリッツ・ライバー/若島正訳
・「みんなで抗議を!」 ジャック・リッチー/谷崎由依訳
・「毒を盛られたポーン」 ヘンリイ・スレッサー/秋津知子訳
・「シャム猫」 フレドリック・ブラウン/谷崎由依訳
・「素晴らしき真鍮自動チェス機械」 ジーン・ウルフ/柳下毅一郎訳
・「ユニコーン・ヴァリエーション」 ロジャー・ゼラズニイ/若島正訳
・「必殺の新戦法」 ヴィクター・コントスキー/若島正訳
・「ゴセッジ=ヴァーデビディアン往復書簡」 ウディ・アレン/伊藤典夫訳
・「TDF チェス世界チャンピオン戦」 ジュリアン・バーンズ/渡辺佐智江訳
・「マスター・ヤコブソン」 ティム・クラッペ/原啓介訳
・「去年の冬、マイアミで」 ジェイムズ・カプソン/若島正訳
・「プロブレム」 ロード・ダンセイニ/若島正訳
内容説明
チェス・プロブレム作家でもある若島正セレクトによる本邦初の“海外チェス小説アンソロジー”がついに登場!フリッツ・ライバーの幻想味あふれる表題作ほか、フレドリック・ブラウンの未訳ミステリ、現代SFの巨匠ジーン・ウルフの傑作短篇、ウディ・アレンの爆笑作、ジュリアン・バーンズの観戦記など、SF・ミステリ・幻想文学・ユーモア・青春小説・ノンフィクション等々さまざまなジャンルから選りすぐった傑作チェス小説を、本邦初訳5篇を含む全11篇収録。
著者等紹介
ウルフ,ジーン[ウルフ,ジーン][Wolfe,Gene]
1931~。ニューヨーク生まれ。華麗な文体、構築され尽くした物語構成で70年代より最重要SF作家として知られる
ライバー,フリッツ[ライバー,フリッツ][Leiber,Fritz]
1910~92。シカゴ生まれ。SF、ファンタジー、ホラーの各分野で活躍するアメリカ幻想文学界の巨人
若島正[ワカシマタダシ]
1952年京都府生まれ。京都大学大学院文学研究科教授。詰将棋、チェス・プロブレム作家としても知られ、97年日本人初の「プロブレム解答国際マスター(IM)」(国際チェス連盟)の称号を獲得(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ひほ
kazi
愛玉子
hnzwd
山のトンネル