出版社内容情報
仏教に基づく人の生き方は自分一人の悟りを求めるものではない。他者と助け合い、慈しみ合い、生かし合う仏教の生き方に鋭く論究。
目次
第1章 智慧に生きる(善をめざして;智慧に生きる;自由と平等;道徳と政治倫理;文化に生きる;日本文化の基層;日本の神と仏;日本人の宗教;新興宗教;重層信仰と密教)
第2章 慈悲に生きる(善業は慈悲行、それは人の道;人になるには;宗教による「生き方」;愛と善に支えられて;愛語;「話」は慈悲心)
第3章 生かし合い、助け合い、慈しみ合いに生きる(こころの教育;仏教による生き方;菩薩行;老いを生きる)
第4章 自己発見に生きる(他力と自力における生き方;仏教による教育;自己を見つめる;聞思修;幸せは智慧と慈悲に)
第5章 即事而真に生きる(二宮尊徳と仏教;良寛のこころ;観音経のこころ;般若心経のこころ;空海の求めた人間像;結び)