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日本猟奇史 明治時代篇

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  • サイズ A5判/ページ数 203p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784336050045
  • NDC分類 388.1
  • Cコード C0039

内容説明

「近代」奇譚・珍談の宝庫!維新~明治(1868‐1912)、新聞・雑誌・資料による超科学的な奇現象、自然の奇異、狐狸譚、エロ・グロ、幽霊話79。

目次

生首が転がっていた大江戸と怪盗斬殺奇異
僧侶はチョン髷の鬘をかぶって伊勢参拝
七日七夜、逆立ちの難行苦行を志した奇人
雪駄が飛び上がり飯櫃や行灯が踊りだす家
古今滅法界の珍見世物、盲人の撃剣試合
陰部から真珠を取られると娼妓検黴を忌避
十円紙幣を金毘羅のお札と思って神棚へ
十二月のなかった明治五年の稀有の珍事
馬の尾のなかへ鼠が巣をつくって子を産む
年数を限って夫婦約束した男女の奉納額〔ほか〕

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

abaoaquagga

1
1933年に出版された本の再刊。したがって猟奇という語のニュアンスも今とはやや異なり、広く風変わりな話を扱っている。死んだ猫の祟りといったいかにもな怪談から、虫を食べる女などの奇人にまつわるエピソード、盲人による剣戟ショウのような珍しい流行、果ては10歳の少年少女による駆け落ちなんて微笑ましいものまである。戦争や疫病などの時勢に絡んだ話もあり、当時の大衆目線でのミクロな歴史感覚を楽しみながら辿ることができる……かも。2025/09/28

けよ

1
亡夫が夢で貯金の隠し場所を教えただとか、按摩が松の木を揉んでただとか、意外としょうもない話が多くてよい。2010/04/29

戸塚こだま

0
奇々怪々と謳いつつ「六本足のすばしこい豚が生まれた」というようなのどかな話が多く、心和んだ。2016/11/17

adelita

0
『はれやかに粧いて、紅の裳のすそ風のまにまに翻り蹴出しぎぬのひまより雪なす脛のほの見ゆるありさま、美といわんか異といわんか。』という芸者が乗馬する風景を描写した一文が何とも情緒的で素敵(巻末の年表に掲載)。77話の「見料を酒で求める奇人卜者」の貼り紙の内容も振るっていておかしかったです。江戸時代編より酸鼻な話が目立つかなという印象。いよいよ「猟奇」という雰囲気でした。2013/06/02

佐藤 礼(Rei Sato)

0
研究材料

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