出版社内容情報
太陽系から宇宙進化までをパソコンで計算できるプログラムと、詳細な解説を収録した、宇宙物理学入門者必携の書。
内容説明
彗星の尾の形、小惑星の軌道、制限3体問題など、幅広いテーマに関する詳細な解説に加え、すぐに実行できるパソコンのプログラムを完全収録。
目次
代表的な数値計算法
彗星の尾の形態
流星の力学
制限3体問題
2体問題の等ポテンシャル面
星の力学視差
ポリトロープ
均質な星のモデル
星の大気
白色矮星の構造
銀河における星の形成
銀河系内の個々の星の軌道
宇宙のモデル
著者等紹介
ヘリングス,ポール[ヘリングス,ポール][Hellings,Paul]
1957年生まれ。幼少の頃より天文学や宇宙科学に興味を抱き、ベルギーのブリュッセル自由大学(VUB)で応用数学を専攻。1979年に修士号を取得。修士課程修了と同時に自由大学宇宙物理学研究所の研究員に採用され、主として大質量の近接連星の構造や進化に関する研究を行う。1985年、それらの研究成果により、宇宙物理学の博士号(Ph.D.)を授与された。1985年、ベルギーのルーヴェンにあるグループT・ユニヴァーシティ・カレッジ(The Group T University College)の応用数学および線形システム理論の講師となり、その後、教授に昇任して今日に至る。ベルギー国内のオランダ語圏天文愛好家からなる天文学協会の会員としても活躍中。1997年には、永年に渡る天文学普及活動の功績が認められ、フランス天文学会からエドモン・ジラール賞を授与された。ニコル夫人、二人の息子、ゲールトとピテルと共に、ベルギーのハレ在住
川端潔[カワバタキヨシ]
1940年三重県生まれ。1964年京都大学理学部宇宙物理学科卒業。1966年、京都大学大学院理学研究科修士課程宇宙物理学専攻を修了。博士課程進学後にフルブライト大学院生としてアメリカに留学し、1973年、ペンシルヴァニア州立大学大学院理学研究科天文学専攻博士課程を修了して博士号(Ph.D.)を取得。その後、京都大学宇宙物理学教室には別の研究テーマに基づく学位論文を提出して理学博士号を授与された。1974年、コロンビア大学の研究員を経て、NASAゴダード宇宙科学研究所(GISS)の研究員となり、パイオニア金星探査オービターの偏光度観測プロジェクトにも参画した。1982年、東京理科大学理学部物理学科助教授、1990年からは、理学部および大学院理学研究科の教授として後進の指導にあたっている。現在の研究分野は宇宙論、光多重散乱理論、数値シミュレーション。日本物理学会、日本天文学会、米国天文学会、国際天文連合(IAU)会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。