出版社内容情報
モーツァルトやハイドンといった大音楽家たちがメイソンであった事実を明かし、従来の音楽史をメイソン思想から捉え直した衝撃の書。本書刊行にあわせ、本書の著者・吉田進監修による「フリーメイソン音楽」を集めた2枚組CDを東芝EMIより発売。
内容説明
モーツァルト、ハイドン、リスト、シベリウス、ルイ・アームストロング、ベニー・グッドマン…彼ら偉大なる大音楽家たちがフリーメイソンであった事実を明かし、バロック音楽から、ジャズ、シャンソンにまでに至る、従来の西洋音楽史をメイソン思想の視点からとらえなおした、“音楽史の革命”ともいうべき衝撃の書。
目次
序章 フリーメイソンの基礎知識(フリーメイソンの起源;『アンダーソン憲章』 ほか)
第1章 バロック音楽(ジェミニアーニとメイソン音楽協会;謎の市松模様 ほか)
第2章 古典派(改革者グルック;ゲーテの詩による歌曲 ほか)
第3章 ロマン派(「冬の旅」の象徴性;シューベルトの手本 ほか)
第4章 現代(サティと薔薇十字団;「星条旗よ永遠なれ」 ほか)
著者等紹介
吉田進[ヨシダススム]
作曲家。1947年(昭和22年)、東京に生まれる。1970年、慶應義塾大学経済学部卒業後、池内友次郎、大月玄之両氏に師事。1972年、渡仏。パリ国立高等音楽院対位法科(一等賞)、和声法科(二等賞)修了後、作曲科でオリヴィエ・メシアン氏に師事(一等賞)。パリ在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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NyanNyanShinji
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モーツァルトやゲーテがフリーメイソンだったのというのは周知の事だろうが,ハイドンにシベリウスやリストも入団していたというのは知らなかったし,入団していなくてもメイソンの考えに影響の受けた作品もベートーヴェンやシューベルト達にも見られるらしい。ただ本書は誰々がメイソンで,誰々はメイソンではないという言及が多く、読んでいて途中から「だからどうした?」という気分になりうんざりした。多分各々のメイソン作曲家の活躍した時代と場所とメイソンと社会との関係の言及が明示されていなかったからだろう。期待よりつまらなかった。2023/06/12