内容説明
自業自得であるはずの仏教で、なぜ布施などによる功徳を故人にふり向ける(廻向する)ことができるのか。その理由を、釈尊の教えにさかのぼって明らかにする。
目次
先祖供養って意味あるの?
仏教以外の輪廻・死生観はあやふや
仏教が説く輪廻は確認された事実
仏教的に正しい先祖供養の仕方
仏教には先祖供養の話もいっぱい
仏教には施餓鬼供養の話もいっぱい
功徳廻向のメカニズム
じゃ、お盆も施餓鬼供養で先祖供養で功徳廻向なの?
じゃ、彼岸会供養も功徳廻向ね?
でも、中陰は…?
ついでに、年回忌法要やお葬式は?
お釈迦さまや祖師たちの命日や誕生会法要は?
先祖供養や功徳廻向の意義を知って
著者等紹介
藤本晃[フジモトアキラ]
1962年、山口県の真宗寺院の次男として生まれる。地元の県立下松高校卒業後、学習院大学哲学科、龍谷大学大学院仏教学専攻、カナダのカルガリー大学大学院宗教学専攻を経て、1992年、自坊の住職となる。以後、仏教の根本真理を模索するなか、スマナサーラ長老に出会い、パーリ経典に基づく初期仏教に目覚める。1998年、広島大学大学院に入学し、2002年、博士課程後期修了。博士(文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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