内容説明
南部盛岡藩最大の豪商鍵屋茂兵衛村井家。幕末戊辰戦争で藩の財政は逼迫、債務の返済に窮した盛岡藩は、南部尾去沢銅山の採掘権を鍵屋茂兵衛に期間限定で譲り、債務返済に当たらせた。ここから、明治政府高官の非道な策謀により銅山や財産の全てを収奪される疑獄に発展する。南部尾去沢銅山事件の真相に迫る会心の歴史小説。
著者等紹介
葉治英哉[ハジエイサイ]
1928年青森県生まれ。青森師範学校本科中退、のち、法政大学文学部日本文学科卒業。1990年に地上文学賞を、1994年に松本清張賞をそれぞれ受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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