内容説明
22世紀のある巨大都市で、突如理解不能の残虐な連続殺人事件が発生した。犯人は、ゴーレム100、8人の上品な蜜蜂レディたちが退屈まぎれに執り行った儀式で召喚した謎の悪魔である。事件の鍵を握るのは才気あふれる有能な科学者ブレイズ・シマ、事件を追うのは美貌の黒人で精神工学者グレッチェン・ナン、そして敏腕警察官インドゥニ。ゴーレム100をめぐり、3人は集合的無意識の核とそのまた向こうを抜け、目眩く激越なる現実世界とサブリミナルな世界に突入、自らの魂と人類の生存をかけて闘いを挑む。しかしゴーレム100は進化しつづける…『虎よ、虎よ!』の巨匠ベスターの最強にして最狂の幻の長篇にして、ありとあらゆる言語とグラフィックを駆使して狂気の世界を構築する超問題作がついに登場。
著者等紹介
ベスター,アルフレッド[ベスター,アルフレッド][Bester,Alfred]
1913年アメリカ・ニューヨーク市マンハッタンのユダヤ系中流家庭に生まれる。ペンシルベニア大学では化学を専攻、途中コロンビア大学の法科に転向。39年に作家デビュー。短篇をいくつか発表した後、コミックスのシナリオ作家、ラジオ・TV番組の脚本・演出家に。52年、長篇『分解された男』で第1回ヒューゴー賞を受賞、SF界に復活。その華麗な筆致と奔出するアイデアと熱気と迫力に満ちた作風で熱狂的な人気を博す。その後、雑誌編集者を経て、75年『コンピュータ・コネクション』(サンリオSF文庫)で最復活を果たす。87年に死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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マエダ
藤月はな(灯れ松明の火)
キキハル
みなみ
tomo*tin