内容説明
“お札博士”の綽名で親しまれた米国人人類学者スタールは大正時代の最も著名な外国人先生、通訳・半ザァンを伴って全国弥次喜多行脚を敢行!本書はその道中をユーモアと皮肉たっぷりの文章で綴った貴重な旅の記録である。
目次
山陽行脚(山陽行脚;東海道行脚)
御札行脚(四国行脚;九州行脚;朝鮮行脚;富士登山;東北行脚)
著者等紹介
スタール,フレデリック[スタール,フレデリック][Starr,Frederick]
1858‐1933。ニューヨーク州オーバン市に生まれた。ラフィエット・カレッジ卒業。1892年、シカゴ大学で人類学講座を担当。明治37(1904)年の来日以後、三十年の間に十五回日本を訪れるほどの親日家で、日本では羽織袴で通し、日本全国を行脚した。納札に関心を持ち、その蒐集・研究を行ったことから「お札博士」と呼ばれた。探検家・松浦武四郎の文献を調査し、“The Old Geographer:Matuura Takeshiro”を出版。東京聖路加病院にて死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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