内容説明
肉体の束縛を離脱した主人公は、時空を超え、太陽系の彼方へと宇宙探索の旅に出る。棘皮人類、共棲人類、植物人類など、奇妙な知性体が棲息する惑星世界。銀河帝国と惑星間戦争、生命の進化と諸文明の興亡。そこでは星々もまた、独自の生を営む生命体であった。そして、銀河という銀河が死滅する終末の時がやって来る。星々の精神と共棲体を築いた主人公は、至高の創造主「スターメイカー」を求めて旅立つが…。宇宙の発生から滅亡までを、壮大なスケールと驚くべきイマジネーションで描いた幻想の宇宙誌。そのあまりに冷たく美しいヴィジョンゆえに「耐えがたいほど壮麗な作品」(B・W・オールディス)と評された名作。
著者等紹介
ステープルドン,オラフ[ステープルドン,オラフ][Stapledon,Olaf]
1886‐1950。イギリスの作家、哲学者。『最後にして最初の人類』(1930)、『スターメイカー』(37)、『闇と光』(42)など、独自の哲学的思弁と神話的想像力に満ちた壮大な宇宙年代記を発表し、絶賛を浴びる
浜口稔[ハマグチミノル]
1953年、沖縄県生まれ。明治大学理工学部教授
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