内容説明
美しい花々の絵と花と仏を巡る二十四の話。
目次
雪裡の梅花ただ一枝(梅)
花になる(椿)
如月の望月のころ(桜)
菩薩の道(桜)
目を暫くも捨てず(花菖蒲)
ほのかに夢に(紫陽花)
おん目のしずく(蓮)
観音さのまお声(蓮)
ハミズハナミズ(彼岸花)
念ずれば花ひらく(秋明菊)
秋の空澄み(菊)
風流(蘭)
玄関(福寿草)
西王母(椿)
桃源郷(桃)
不肖の息子(水芭蕉)
くずれるが如く(牡丹)
三つ子の魂(藤)
二度とない人生だから(朝顔)
転生(芙蓉)
狸囃子(萩)
宇宙へ還る(コスモス)
それがいつか?(八つ手)