内容説明
新無頼派を自任する著者がタイという国の内側に深くわけ入り、清冽で、彫琢された格調高い文章にのせて綴る憂愁漂う北タイ旅情、渾身の勇をふるってタイの真髄に迫るエッセイ風紀行。
目次
プロローグ 『メーサイ夜話』枕詞
プゥンという女
レックという大男
わが弟ナタポン
日本帰りニパー
置屋考
著者等紹介
熊沢文夫[クマザワフミオ]
本名:丹羽文夫。1941年名古屋市生まれ。横浜市立大学文理学部フランス文学科中退、京都大学農学部農林生物学科(専攻昆虫生態学)卒業。横浜で30年近く学習塾経営。元神奈川歯科大学講師(自然科学)、永く生態学方法論の研究を続け、「生物科学」、「中央公論」等に論文発表。今や幻の生物学者。’87年より度々タイ国を訪問。’96年3月より約1年9ヶ月、ミャンマーとの国境の町メーサイで暮す。永年にわたり、タイの文化及びタイ人の心性に関心を抱き続けている。現在、「Kua Travel Guidance」主宰
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