Contemporary writers<br> レッド・ダート・マリファナ

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レッド・ダート・マリファナ

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  • サイズ B6判/ページ数 273p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784336045218
  • NDC分類 933
  • Cコード C0397

内容説明

「おまえはヒップすぎるぜ、ベイビイ。そうだろ。ただのヒッピーなのさ」パリのジャズシーンで自由を謳歌する学生マレイと黒人ピアニストのバディとのクールにしてビターな出会いと別れを綴る青春/ジャズノヴェル「ヒップすぎるぜ」、「ハイになれば、ペテンやサギ、クソみたいな大ウソのすべてが透けて見える。その内側にある真実が見えるんだ!」―真夏のテキサスを舞台に、少年の“通過儀礼”をみずみずしい筆致でとらえた表題作「レッド・ダート・マリファナ」、JFK暗殺にまつわるグロテスクな妄想を鮮烈に描き、ウィリアム・バロウズをして「これまでに読んだ中で一番笑えた小説」と言わしめたアシッド・サイケ短篇「狂人の血」などの小説作品の他、トム・ウルフ、ハンター・S・トンプソンによる“ニュージャーナリズム”の先駆けとなった異色ルポルタージュ「オル・ミスでバトン・トワリング」、不条理作家と精神分析家が繰り広げるスラップスティック・コント「カフカVSフロイト」等も収録。“20世紀で最もヒップだった男”テリー・サザーンのヴァラエティあふれる唯一の短篇集がついに登場。

著者等紹介

サザーン,テリー[サザーン,テリー][Southern,Terry]
1924‐1995。アメリカ・テキサス生まれ。兵役に服した後、1948年にパリ大学に留学。小説家を目指しながら、ジャズ浸りの青春時代を送る。やがて「エスクワイア」「エヴァーグリーン・レビュー」等で書評・ルポ・小説などの文筆活動を開始

松永良平[マツナガリョウヘイ]
1968年、熊本県生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。編集集団リズム&ペンシルで活動。現在は、音楽雑誌等への寄稿、CD解説、訳詞等、幅広く執筆を手掛ける
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mejiro

10
「ヒップすぎるぜ」「太陽と輝かない星」「カフカVSフロイト」「オル・ミスでバトン・トワリング」が特におもしろかった。 どれも個性的で結末が独特。「ヒップ~」、表紙を超えるインパクトと鋭さが痛いくらいに刺さった。ヒップすぎるぜ…。最初は主人公のせいに見えたが、2人の間にあるいくつもの違いが集約して結末に至ったのだと思った。友情の繊細なバランスを描く筆力に感嘆した。「太陽~」、わけが分からないのにじわじわくる。多彩な短篇集。シュールの加減が好みでツボだった。解説がよかった。2018/01/18

きゅー

9
「ヒップすぎるぜ」の、あまりのヒップぶりに頭がクラクラした。これを「すげえ、かっこいい」と思う私はまだ若いのか。黒人ピアニストの夫婦と、青年の短い交流を描いているのだが、ストーリーのテンポの良さと、切れ味の鋭さは読んでいてクセになる。そして「レッド・ダート・マリファナ」、「かみそりファイト」と来る。黒人社会の描写は真に迫っており、映像がまぶたに浮かんでくるようだ。「カフカVSフロイト」のナンセンスさ加減も良かったし、「地図にない道」でのグロテスクさも捨てがたいが、やはり冒頭の3篇の迫力には負けてしまう。2012/04/16

ネムル

4
You're Too Hip, Baby! で、ヒップって何よ? と思ってしまったのだが、ジャズ好きな白人少年の不安定な立居地へのニヒルな眼差しの「ヒップすぎるぜ」や、チン・リーの血でトリップするバカ話の「狂人の血」など、意外とスタイリッシュなブラック・コメディに仕上がっている。逆にナンセンスな「カフカVSフロイト」などが安直に感じてしまうくらい。2010/03/02

まろすけ

2
んー。表紙のインパクトほどにはクレイジーでもヒップでもない無難な小説群。個人的評価だと、好みランクC『地図にない街』『狂人の血』、好みランクB『オル・ミス~』、好みランクA『ヒップすぎるぜ』。そしてランクS、飛び抜けて秀逸な傑作が『太陽と輝かない星』。これだけでも読む価値高し。「相変わらず影に隠れている(黒人専用の公共の)水飲み場を見た。~たぶん、ずっと影になったままだろう。ーー涼しげで魅力的だな。どうしても見に行きたくなるんだよ」。まあ、決して悪くはないのですが。この読み味だったらバロウズ読むかな僕は。2018/05/12

Kamisama

2
「そうだな、こいつはさしずめ "考えるマリファナ" ってとこかな……ヒッヒッヒ! くそ、穴掘り器なんか金輪際見たくもねえ、となれば、こいつをフルできめるまでよ」 まったく...ナチュラルにドープな連中しか出てこない。ヒップすぎるぜ! 柳下さんの解説も超ヒップ。2013/05/12

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