内容説明
全五十四帖が、三冊で読めるコンパクトな現代語訳。中巻は、花散里~初音を収録。
著者等紹介
吉屋信子[ヨシヤノブコ]
1896~1973。新潟県生まれ。新聞や女性向けの雑誌に数多くの作品を発表し、主に大衆小説および少女小説の分野で多大な読者の支持を得る。大正9年に刊行された『花物語』は“女学生のバイブル”といわれベストセラーとなった。戦後はあらたな境地をひらき、昭和27年には『鬼火』で第四回日本女流文学者賞を受賞。大正から昭和へかけての文学史上にひとつの地位を築いた
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感想・レビュー
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薫
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源氏が須磨へ流されてから栄華の盛りまで。初恋の人の先立つ不幸や、思い人の忘れ形見との邂逅で物語はいよいよあわれに。そして源氏も年を取り段々と次の世代に話が移っていく。2011/08/10
谷崎潤子
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やっと読み終わりました。やわらか源氏物語。立ち姿の女三宮でしょうか。柏木との話もロマンチックで好きです。2011/03/08
とと
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六条院の四季を織りなす庭のなんと美しく、そこに住まう貴族のなんと優雅な暮らしか。。こんな暮らしを少しで良いから味わってみたい。花散里の心優しき人となりは本当に素敵ですね。玉鬘の今後と、源氏に似てきた夕霧の今後が気になるところ。 せっかくなのでちょっと詠んでおきますねw とらわれて 見上げる空の 彦星に 隔てる距離の 君を思はむ。もう一つ。 春過ぎて 花も散りぬる ころなれば 萌ゆるみどりと 遊ぶ虫かな (頃とコロナが掛かってます・・・そろそろ外で遊べるようになったらいいな。)2020/05/16
くじら
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☆82019/04/09