内容説明
「トレント最後の事件」の愛すべき名探偵が帰ってきた。短篇ミステリー・ベスト“黄金の12”に選ばれた「ほんもののタバード」から、シリーズ掉尾を飾る珠玉の名品「ありふれたヘアピン」まで、モダン探偵小説を確立した巨匠の輝かしい才能をしめす全12篇。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kochi
16
『トレント最後の事件』で引退したと思われていた素人探偵のストーリーには、まだまだ、続きがあった… 売れっ子の画家にして、いかにも育ちの良さそうなトレントの人柄が全編に表れているような短編集。特に、ラストの「ありふれたヘアピン」では、貴族の夫と子どもを地震で亡くして絶望し、自殺したというプリマドンナにまつわる疑惑を彼なりのさばき方で解明するラストは、心が洗われる思い。他の短編もなかなかで、オススメの短編集。全く覚えていない『最後の事件』をまた、読まなくてはf^_^;2017/04/16
のざきち
6
「最後の事件」で終わってしまった名探偵トレント。こんなに事件を解決していたんですね。古き良き時代の短編ミステリ集。ゆったりと読むのが一番。2019/09/25
ホームズ
3
トレントが登場する短編集。まあまあかな。2007/08/11
ワタシ空想生命体
0
古風でよくできた短編集。2017/02/25
kanamori
0
☆☆★2013/09/25