肉筆原稿で読む島崎藤村

伊東 一夫/青木 正美【編】

国書刊行会（1998/12発売）

• サイズ A5判／ページ数 235p／高さ 22cm
• 商品コード 9784336040947
• NDC分類 910.268
• Cコード C0095

内容説明

刻むかのように、死の直前まで血涙の文字を綴り続けた藤村。残された主要な肉筆原稿を写真版で再現し、さらに藤村学会の全面協力により、現代的視点に立つ新鮮な作品論を多数収録。

目次

肉筆原稿と書誌（爺；黄昏；千曲川旅情のうた；若菜集　ほか）
新視点による作品批評（若菜集；農夫（夏草）
旧主人
爺　ほか）

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[愁]

藤村の独特な原稿の書き方や文字、何回も推敲した後等、かなり興味深く読めました。後半は「新解釈の代表作解説」なんですが、ページ数の少なさもあるのか、あらすじや、過去の著名人の解説をまとめて少し感想、といった流れが多く、「新解釈？」とちょっと不満がのこりました。

2015/04/26