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97.11.20
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
仮ッ子
5
いや…これダメでしょ。本当に猫好きに捧げる気があるんでしょうか…。猫が死ぬ話がいっぱい。ちょっと辛くて無理ですわー。2014/09/28
syachi
4
猫がでてくる短編集。猫はまあまあ好きだけど、作中にでてくる人物でときどきやり過ぎじゃない?って人もいてなんだかねえ。あと、ところどころイヤミス系のオチとかあったりで本当に猫好きな人に勧めての良いのかと迷うような。2015/06/22
Sakie
2
猫がただの愛玩物でないと熟知している。ほんわかした余韻を許さない珍しい短編集である。猫好きにとって猫は平穏な生活の象徴であり、そうでない者には別の生活を模索させる契機である。猫好きにとって猫は尊厳に満ちた生きものであり、そうでない者には予測不能な厄介物である。猫と猫好きが濃密な関係にあるがゆえに、人間の伴侶との関係に影響を及ぼす可能性は限りなく大きいのだ。猫がどれだけ人と人の生活を破壊しうるか、警告せんばかりの不穏さがあった。猫好き及び、猫好きと結婚したいと思っている人にお薦め。2013/09/17
agrippa69
1
表題のとおりの短編集。ブレナンの「こっち向いて、ビアンカ」を収録作品の最後にもってくるのはさすが。遠くて近いそして小さくて広いニコラスの世界は猫のビアンカの存在が全てなのです。2012/07/22
くさてる
1
猫が登場するミステリやホラーのアンソロジイは何冊かあるけれど、これは普通小説やエッセイのアンソロジイ。なので、猫が主役というよりは猫好きな人物が主役で登場する普通の話が大部分です。「猫好きに捧げる」とあるけれど、猫にとって不幸な結末の話も含まれているので、苦手な人は要注意。複雑な読後感を残す「テッド・ローパーを骨抜きにする」「猫が消えた」の二作が印象に残った。2012/05/16