文学の冒険<br> ブルーリア

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文学の冒険
ブルーリア

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  • サイズ A5判/ページ数 288p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784336040275
  • NDC分類 929.733
  • Cコード C0397

内容説明

明けがた5時、ブルーリアが、死んだ。ハイファでモルヒネ注射を打たれて、3時間後に意識不明のまま病院にかつぎこまれてから、1週間後のことだった。白い、こまかな雪が降っていた。ゲルティは窓のほうに目をやって、うれしそうな顔をした。「ねえ、スイスそっくりよ」そういって、彼女は微笑んだ。「イスラエルにも雪が降るなんて、今まで知らなかったわ」…深夜の精神病院でアルバイトをする主人公と、美しく謎めいた女性患者ブルーリアとの密やかな交感を描く表題作のほか、「パレルモの人形」「国境の少年」「薬剤師と世界救済」「真夜中の物語」など、英国統治下の古都エルサレムを舞台に、静謐な日々の記憶の底に潜む悲哀や喜びを、不思議なユーモアを交えて綴る珠玉の短篇の数々。イスラエルを代表する作家シャハルの傑作を精選した本邦初の作品集。仏メディシス賞外国文学賞受賞。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

きゅー

9
日本独自の中・短編集。精神病棟で出会った美しい女性患者ブルーリア、キブツから戻ってきてから寡黙になってしまった叔父さんなど、それぞれの物語で人は「悩み」を抱えている。自分の生き方について、見知らぬ人について、あるいは神について彼らは考え、答えと救いを得たいともがいている。そうは言ってもユーモラスな物語も何篇か含まれているので、緩急の力の入れ具合がちょうどよい。それぞれの物語においてストーリーはあまり重要視されていないように感じる。登場人物たちの考え、そこから広がる影響が重要なのだと言わんばかりに。2020/07/20

AR読書記録

4
なんていうか、ここに描かれている人生の機微みたいなものには、いまいちはまれないまま... それよりやっぱり、たぶん初であるイスラエル作家の作品、イスラエルの社会・生活が描かれているものということで、へぇと思うところが多い。多国籍で階層的で複雑に人々が混じりあう社会とか、宗教的態度のグラデーションの幅広さとか。あとここではどちらかというと否定的な感じだがキブツとか。もっと、西洋的な近代化がなされている国かとも想像してたんだけど、ちゃんと実像を知らねばならんのぅ。2016/07/25

桃葉

3
いまいち集中できない時に読んでるせいもあるだろうけど、驚くほど頭に入ってこなくて進まなかった。2021/09/25

Mark.jr

2
読み直し。 シンプルながらも洗練された文章。市井の人々を描いた奥深くも謎めいた物語。それらから滲み出る独特のユーモアなど、かなり日本人好みしそうな作風ながら、本書しか翻訳されていないのは、イスラエルの作者だからでしょうか。とりあえず、(この作者に限った話じゃないですが)、もっと翻訳出して欲しいですね。2020/06/22

にいざき

1
 イスラエルの作家の短編集。著者はイスラエルのプルーストと呼ばれているらしい。日本は外国文学の翻訳が盛んであると思うのだが、この作家の本はこれ一冊しかない。ヘブライ語があまり学ばれていないからだからだろうか。それにしても、目が滑る文章だった。平易なのだが何故か頭に入ってこない。翻訳が原因か? 内容は、コルタサルの短篇集を彷彿とさせた。こちらは南米ではなく中東だが似たようなものを感じた。しかし、単純にあまり面白くなかった。日本の作家にはないエキゾチズムは勉強になったが。2012/7/27読了私的評価6/102012/07/28

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