出版社内容情報
豪放磊落な主人公サンドロを中心に、旧ソ連、黒海沿岸の国アブハジアの人々の生活と文化をユーモラスに描いた破天荒な物語。「アブハジアのガルシア=マルケス」の代表作。
著者紹介
ファジリ・イスカンデル (ファジリイスカンデル)
1929年生まれ。グルジアのアブハジア自治共和国の小説家・詩人。アブハジアを舞台とした作品をロシア語で書き続けている。
浦雅春 (ウラマサハル)
1948年生まれ。早稲田大学大学院露文科博士課程中途退学。東京大学大学院総合文化研究科教授。訳書にゴーゴリ『鼻・外套・査察官』(光文社古典新訳文庫)、 『チェーホフ傑作短篇集』(河出文庫)などがある。
安岡治子 (ヤスオカハルコ)
1956年生まれ。東京大学大学院露文科博士課程単位取得退学。東京大学大学院総合文化研究科教授。訳書にアルセニエフ『デルス・ウザラ』(小学館)、ドストエフスキー『地下室の手記』(光文社古典新訳文庫)などがある。
内容説明
豪放磊落な主人公サンドロと公爵夫人との恋の顛末をめぐる表題作のほか、旺盛なる小男マラートの女性遍歴「おお、マラート!」、正体不明のエンドゥール人の秘密「略奪結婚、あるいはエンドゥール人の謎」など、架空の村チェゲムを舞台に、黒海沿岸の「南国」アブハジアに生きる人々の暮らしを、甘やかな記憶とともにユーモラスに描きだした7つの中短篇集。
著者等紹介
イスカンデル,ファジリ[イスカンデル,ファジリ][Исканд´ер,Фаз´иль Абд´улович]
1929年、旧ソ連黒海東岸の共和国アブハジアのスオミに生まれる。モスクワのゴーリキー文学大学を卒業後、一時新聞社に勤める。1950年代に詩人としてデビュー。60年代からは小説も書き始め、新種交配の家畜をめぐって繰り広げられる荒唐無稽な喜劇『牛山羊の星座』(66)や、少年チークを主人公に、アブハジアの風変わりな人々の暮らしを描いた自伝的作品『チークの一日』(71)『チークの弁明』(78)を執筆
浦雅春[ウラマサハル]
1948年、大阪府生まれ。早稲田大学大学院博士課程単位取得退学。現在、東京大学教授
安岡治子[ヤスオカハルコ]
1956年、東京都生まれ。東京大学大学院博士課程単位取得退学。現在、東京大学助教授
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